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  1. 静岡市議会 2021-07-02
    令和3年 厚生委員会 本文 2021-07-02


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯栗田委員長 ただいまから厚生委員会を開会します。  初めに、傍聴者の増員について、あらかじめお諮りします。  本日の委員会審査において、傍聴希望者が定員の6名を超えた際には、入室できる範囲で増員を許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 2 ◯栗田委員長 御異議はありませんので、6名を超えた際には増員することといたします。      ────────────────────────────── 3 ◯栗田委員長 今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第135号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第2号)中所管分をはじめとする議案3件と請願1件及び陳情2件であります。  また、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業報告が保健福祉長寿局及び子ども未来局からあります。このほか報告事項が保健福祉長寿局から1件あります。  次に、保健衛生医療統括監と保健所長から新型コロナウイルス感染症対応のため委員会を欠席したいとの申出がありました。委員長としても業務の重要性から、これを認めたいと思いますので、皆さんの御理解をお願いいたします。  審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用のまま発言していただくようお願いいたします。  なお、換気のため窓を開けておりますが、適宜開け閉めをお願いします。  次に、委員会での質疑の在り方についてです。案件の決定に影響しない参考・確認のための質疑で当局の対応に時間を要するものは、後日の報告または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に御協力ください。  また、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただきますようお願いいたします。      ────────────────────────────── 4 ◯栗田委員長 それでは、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くこととします。  なお、報告については聞きおくのみといたします。 5 ◯吉永保健福祉長寿局次長 新型コロナウイルス感染症対策に係る健康福祉部所管事業の進捗状況について御報告いたします。  今回は新型コロナウイルス感染症対策として、時間短縮のため、本年度実施する事業のうち主立ったもののみ御説明いたしますので、御了承いただきたいと思います。
     それでは、お手元の資料のうち新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況の報告の70ページをお願いいたします。  上段、ナンバー23は特別会計である国民健康保険事業会計の事業でございます。事業名は国民健康保険料減免事業、予算額は4月補正で増額をいたしまして、290万円、実績額は271万円余となっております。  事業概要は、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した国民健康保険料の減免申請の受付に係る経費でございます。申請受付場所は各区役所で、申請受付期間は6月14日から7月27日まで、期間中延べ210人工で対応するものです。  実施状況ですが、5月25日に契約を締結し6月中旬に案内チラシを発送いたしました。7月28日以降も各区の保険年金課で引き続き申請は受付いたします。6月18日現在、国保の減免申請件数は136件でございます。  続きまして、下段のナンバー24、事業名、オンライン審査会開催事業です。予算額212万円に対し、実績額はゼロ円となっております。事業概要は、新型コロナウイルス感染症対策として、対面方式で実施している介護認定審査会をオンラインで開催するものです。  実施状況ですが、6月18日時点の状況は表に記載のとおりで、5月に昨年度から試行的に実施している葵区のオンライン審査会を効果検証し、6月には全区展開に向けた実施希望アンケートを行いました。今後は9月頃に予定している駿河区及び清水区での実施に向け、準備を進めてまいります。  次に、右側の71ページ、上段、ナンバー25、事業名、介護保険料減免事業、こちらは特別会計である介護保険事業会計でございます。  ここで、資料の訂正が1か所ございます。実績額ゼロ円となっておりますが、こちらにつきましては、476万円の誤りでございます。訂正後の金額で御報告を申し上げますと、予算額620万円に対し、実績額は476万円となっております。事業概要は、介護保険料減免申請受付及び審査等に係る経費でございます。申請受付期間は6月18日から10月29日まで、期間中延べ389人工で対応するものです。  実施状況ですが、6月3日に契約を締結し、6月中に案内チラシを発送いたしました。これにつきましては、7月27日以降も介護保険課と各区の高齢介護課で引き続き申請を受付いたします。6月18日現在の申請件数は13件となっております。 6 ◯和田保健衛生医療部長 同じく保健衛生医療部所管事業の進捗状況の主な事業について御説明させていただきます。  進捗状況の報告の65ページをお願いいたします。  下段のナンバー14、事業名、飲食店の感染症対策促進のための奨励金支給事業、予算額8,850万円に対し、実績額はゼロ円となっております。事業概要は市内飲食店における感染防止対策の加速化を図るため、静岡県が運用を開始しました認証制度の認定を受けた市内飲食店に対し、1店舗当たり5万円の奨励金を支給するものです。  実施状況ですが、6月4日から制度の周知を開始し、6月14日に委託契約を締結、6月25日から受付を開始しております。  次に、69ページをお願いいたします。  上段のナンバー21、事業名、新型コロナウイルスワクチン接種事業、予算額23億8,700万円に対し、実績額は14億3,500万円余でございます。事業概要は、ワクチン接種予約コールセンターや予約サイトの運営、接種券の印刷・発送、ワクチン接種の実施等を行うものです。  実施状況についてですが、4月22日から5月18日まで医療従事者等ワクチン接種を実施、5月10日からワクチン接種予約受付を開始、5月24日から高齢者接種を開始、6月21日から中山間地巡回接種を実施しております。また、高齢者接種の前倒しに伴い、5月29日からウェブ予約の支援を開始、6月14日から特設会場の接種予約を開始、6月20日からは特設会場での接種を開始いたしました。  下段のナンバー22、事業名、「Lifeを守る自殺予防事業」、予算額203万7,000円に対し、実績額はゼロ円でございます。  事業概要は、新型コロナウイルス感染症の影響による生活困窮や複雑困難な問題等を抱える市民を対象に、多職種によるワンストップ相談会を実施するものです。実施状況についてですが、6月18日現在で相談会を3回実施し、相談件数は全5件でございます。 7 ◯橋本子ども未来局次長 当局所管の新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況のうち、主な事業について御報告いたします。  当局については、初めに令和2年度分について2月補正予算で計上し、令和3年度に繰越した事業について御説明をいたします。  資料の34ページをお願いいたします。  34ページの上段、ナンバー67、事業名、放課後児童クラブ感染症拡大防止対策事業、2月補正分は予算額3,870万円に対し実績額は3,500万円です。事業概要は放課後児童クラブが実施する感染症対策に必要な経費に対し、市立児童クラブには委託料を上乗せし、民間児童クラブには補助金を交付するものでございます。  対象となる施設は、市立児童クラブ83クラブ、民間児童クラブ12クラブの計95クラブで、1クラブ当たりの上限額は40万円です。  実施状況ですが、市立児童クラブは全83クラブと契約を締結し、6月17日までに委託料の支払いを完了しました。また、民間児童クラブは、交付申請のあった5クラブに対し交付決定をいたしました。今後は年度内に申請を受付、随時交付していく予定となっております。  1枚おめくりいただきまして、36ページをお願いいたします。  上段、ナンバー71、事業名、私立こども園保育所等感染症拡大防止対策事業費助成、2月補正分は予算額8,770万円に対し、実績額はゼロ円です。  事業概要は、こども園等が実施する感染症対策に必要な経費に対し助成するもので、対象となる施設は私立こども園等の計214園で、1施設当たりの補助上限額は施設の定員数により30万円から50万円となっております。  実施状況ですが、対象施設には今後8月上旬に補助金の申請を案内し、9月上旬から申請受付を実施する予定でございます。以降、年度内に随時申請を受付し、交付していく予定です。  ページを少し飛んでいただきまして、40ページをお願いいたします。  下段、ナンバー80、事業名、妊産婦総合対策事業、2月補正分は予算額9,620万円余に対し、実績額は206万円余です。事業概要は、新型コロナウイルス感染症に不安を抱えている妊産婦について、分娩前にPCR検査を実施する事業で、検査時期は分娩予定日のおおむね2週間前、検査場所は市内の産科医療機関です。  実施状況ですが、令和3年度分は4月1日以降6月18日現在、62人に対して検査を実施いたしました。今後も引き続き検査を実施してまいります。  次に、令和3年度分について御説明いたします。  ページを飛んでいただきまして、71ページをお願いいたします。  下段、ナンバー26、事業名、成人の日事業は、予算額1,032万円余に対し、実績額はゼロ円です。事業内容は、新型コロナウイルス感染症対策を実施した上で、令和4年1月に成人式を開催するものです。  実施状況ですが、6月に第1回目の実行委員会を開催し、7月以降も月1回程度会議を開催し、協議を進めてまいります。  課題ですが、感染状況やワクチンの接種状況を踏まえ、開催場所や実施方法、参加者への有効的な周知方法について検討する必要があることです。  1枚おめくりいただきまして、72ページをお願いいたします。  上段、ナンバー27、事業名、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業ひとり親世帯分)は予算額4億2,600万円に対し、実績額は3億434万円余です。事業概要は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている独り親世帯を支援するため、児童扶養手当を受給する世帯に対し、特別給付金を給付するものです。給付額は児童1人当たり5万円です。  実施状況ですが、5月11日より支給を開始し、4,034世帯に3億240万円を支給いたしました。給付金の申請は令和4年2月28日まで受付を行い、3月末の支給をもって事業を完了する予定でございます。  課題ですが、対象世帯が漏れなく給付が受けられるよう、さらなる周知を行っていくことです。 8 ◯栗田委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は以上です。  次の請願・陳情、議案審査等に関係のない説明員の皆様方は退席していただいて結構であります。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 9 ◯栗田委員長 それでは、初めに請願審査を行います。  請願第2号桜ヶ丘病院の移転に関する請願を議題とします。  本請願については、請願者から趣旨説明の希望がありますので、これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 10 ◯栗田委員長 御異議もないようですので、請願者の趣旨説明を許可します。             〔請願者演壇前へ移動〕 11 ◯栗田委員長 趣旨説明に先立ち、請願者の方にお願いいたします。  初めに、住所は区名までで結構ですけれども、お名前を述べていただき、趣旨説明については、おおむね5分以内で簡潔に述べていただくようお願いいたします。  では、趣旨説明をお願いします。 12 ◯森請願者 清水区の森と言います。よろしくお願いします。  私からは3点お話をさせていただきます。時間も限られていますので、要点を言わせていただきます。  まず1つ目です。田辺市長の政治姿勢とその説明責任を求めます。  その1つの理由です。  市長は2020年12月21日、尾身理事長桜ヶ丘病院を清水駅東口公園に移転する基本協定を結びました。市民にとって突然の出来事であったこと、同時に市議会議員にも何も聞かされていなかったということを聞いています。市長独断で基本協定を結んだことになります。市長は尾身理事長と記者会見に臨み、次のようなコメントをしています。  市民の皆様に対して、どうしてこのような結論になったのか、説明責任を果たしていきたい、はっきりとこのように述べています。  それから、もう1つ、今年2021年6月5日の静岡新聞の記事ですけれども、6月4日の定例記者会見で、地元住民から津波浸水区域にあるJR清水駅東口公園への移転に反対する声が出ていることを問われると、度重なる質問に対してオール静岡市役所で回答している。もう納得していただきたいと、こういうコメントを言われております。これはとんでもない話だということを実感いたします。  市長は基本協定を結んだときから現在に至るまで、市民の命を守る最重要課題に対し、市長自ら説明責任を果たしていません。市民を愚弄するもので、とても市長の言葉とは思えません。  2つ目、都市計画の観点、災害医療の観点からも一言述べさせていただきます。  JR清水駅東口公園周辺は清水区の将来の発展に大きな可能性を秘めた地域であることは、多くの市民の皆さんも認識しているところです。6月25日の本会議で望月俊明議員風間重樹議員の質問の中で、長谷川統括監は、国や県と連携して病院周辺の瓦礫処理を3日程度で終えるように努める云々、病院の医療機能が維持されるというふうに発言しております。これもとても驚きです。3日程度とはどんな根拠をもって発言しているのか、全く理解ができません。  2011年の3.11の震災の結果を見ても、とても想像できる状況ではありません。これで本当に市民の命を守ることができるのかということを非常に懸念しています。想定されている地震・津波は、清水周辺だけで起きる災害ではありません。あらゆる地域で起こる問題です。私には、3日で道路が回復するというようなことはとても思えません。  次に、災害医療の関係からいえば、JR清水駅東口公園は特に病院移転用地として不適当な地域であることは、もう多くの方も御存じのはずです。  1つ、LNGのタンクをはじめ袖師地区にかけてエネルギータンクが130基、ほとんどが石油タンクであること、特にLNGガスタンクの配管に損傷を受けてガスが流出した場合には、駅周辺が想像も絶するような被害を受けることになります。ちなみにLNGとは液化天然ガスの略であり、メタンを主成分とする天然ガスをマイナス162度で冷却し液化させたもので、気体に比べて600分の1に圧縮されています。東燃ゼネラル石油株式会社は、この敷地内の清水油槽所に3基、合計34万キロリットルのタンクを設置しています。ここに隣接する清水エル・エヌ・ジー株式会社の気化設備に送られて天然ガスになり、供給されております。  ちなみに1万キロリットルのガスがもし爆発した場合には、どのぐらいのエネルギーを持つかということに対しては、広島に落ちた原爆の2個分に相当するエネルギーを持っていると。とても危険を秘めたものです。  2つ目、興津埠頭に多くのコンテナが野積みされ、津波によって流出します。港湾を管理している国土交通省の担当者は、コンテナが空の場合には水深30センチで浮いて港へ流失するという話をしております。  3つ目…… 13 ◯栗田委員長 発言者の方、時間を。 14 ◯森請願者(続) 病院はピロティー形式で建築するので、水深には問題なく医療機能が果たせるということに対しては、ピロティーに駐車場を設け、津波に襲われた場合には車から当然出火する。火が出る。炎に包まれる。それに加えて多くの瓦礫が流れ込んでくるという結果であります。こういう状況を十分知っているでしょうか。  最後に、市議会議員、市議会会派の皆様にお願いです。昨年12月、田辺市長とJCHOの尾身理事長の突然の記者会見で、1月、2月の議会で各会派とも全く声が上がってこなかったのは本当に驚きでした。これも大いに不信感を抱くものです。そこで、市議会議員、市議会会派の仕事は市議会の中だけではありません。市民の生命に関するこのような問題に関しては、市議会の開催を待たずに市民に知らせる責任があることをぜひ念頭に置いて活動していただきたい、そんなふうに思います。 15 ◯栗田委員長 次どうぞ。 16 ◯富田請願者 請願者の富田英司と言います。時間もあまりないものですから、私のほうからは短く報告します。  今、森さんがおっしゃったとおり、今回のこの東口公園の病院の移転問題ですけれども、やはり清水に住む方々は非常に危ない場所だということをもう十分理解しているわけです。したがって、そこに病院をつくるということは、将来もし事故が起きた場合に、いろいろな面で非常に危険性があると。これが一番強いわけです。  私たち5月に署名活動をやったんですけども、やはりこの問題を訴えたところ、多くの方が署名をしてくれまして、7,332人の署名が集まりました。清水区民の皆さんの関心が非常に高いのです。  それで、最後に市の幹部の皆さんにお願いですけれども、当然ですけど、市の皆さんは市民に情報を知らせるということで、広報しずおかとかを発行して、現在こういうふうに事業が進んでいるんだという説明をよくされております。こういうのは当然私たちも読んでいるわけですけども、やはり多くの方々は、今回のこの問題について、やはり自分たちの意見も聞いてほしいと。ですから、ただ市のほうから情報を流すだけじゃなくて、市民説明会などを開いて市の職員と討論をしながら、この問題を議論して、少しでもいい方向に行きたいと、そういう気持ちがあると思うんですよね。ですから、そういうことも一つの試みとして、市民説明会をやりながら住民の意向を吸い上げていく。それによって、市の方針も検討していくと、そういうやり方をぜひこれからも続けてほしいということで、私たちの請願の趣旨説明を終わらせていただきます。 17 ◯栗田委員長 御苦労さまでした。  今の趣旨説明に対して、委員の皆さんから請願者に対しての質疑はありますか。 18 ◯寺尾委員 共産党の寺尾でございます。請願者に質問させてください。  1つは、桜ヶ丘病院の移転ということで議論になっているわけですけれども、この桜ヶ丘病院は清水の基幹病院だということは確かなんですけれども、どんな病院になってほしいのか、期待がありましたらお聞かせください。 19 ◯富田請願者 桜ヶ丘病院の移転問題ですけれども、私たち市民からすると、清水には今、3つの病院があるんですけども、御存じのとおり、しかし正直なところ、清水の病院がどんどん規模が小さくなって、十分な医療を受けられない状態、救急車の約6割が静岡の病院に行かざるを得ないという状況です。  ですから、私も清水生まれの清水育ちですけれども、私個人としては、生まれたときから清水市立病院に全てお世話になった人間です。ですから、自分の地域の病院にプライドを持っているんですよ。ですけど、もうここ10年ぐらい清水区の医療は本当に惨たんたるものです。ですから、先ほど言いましたとおり、私自身も今、持病を抱えておりますが、基本的には市立静岡病院や県総に行って治療を受けていると、そういう状況が続いているわけです。ですから、私はもう一度、清水の3病院を何とか復活させて、住民が安心して通える病院をつくってほしいと。そういう思いを持っておりますので、桜ヶ丘病院の移転場所のことも含めて、ぜひ清水の病院を再生していただきたいという思いが強いです。 20 ◯寺尾委員 請願者の皆さんの請願趣旨の説明によると、津波浸水想定区域に移転するということが問題だと思うんですけれども、病院の移転先という点では、ほかにふさわしい場所というのはあるんでしょうか、どうでしょうか。 21 ◯森請願者 病院の移転にふさわしい場所ということですが、清水区のまちの形態からいくと、一番いいところは岡地区の桜が丘公園ですね。そこが一番よいと思います。それで、JCHOの言う、もう時間がないからいち早く移転したいということに関しては、JCHOが所有している大内新田が最適だと思います。  大内新田も以前検討されたとき、JCHOが社会保険庁から組織替えしたときから比べると、今の大内新田というのは本当に見違えるような環境の変化があります。浸水区域、静岡のハザードマップ、それでいっても24時間で724ミリの雨が降らなければ浸水しないという地域です。それでバイパスの能島インターから5分もかからないでその場所に行けます。側道も十分に整備されています。それと梅ヶ谷とか、そちらのほうに行く道も十分整備されて環境が大きく変わっているんです。ですから、もしJCHOが言う、もう時間がないからすぐにということであれば、十分な広さを持つ3万平米ありますからね、そういう自分が所有する大内新田の土地に移転するのが一番早くて経費もかからない、そういうことだと思います。 22 ◯寺尾委員 もう1つお聞かせください。先ほども市長や市議会議員や市の幹部にいろいろ要望と言いましょうか、御意見がありました。今、特に皆さんがJCHOも含めて要望、強調したいこと、そういうようなことがありましたらお聞かせください。 23 ◯森請願者 それは相互理解しかないと思います。相互理解です。ですから、隠すじゃなくて、お互いに話し合って理解すると。それが基本の基本だと思います。それ以外に何もありません。 24 ◯栗田委員長 ほかにはいかがですか。よろしいですか。             〔「ありません」〕 25 ◯栗田委員長 ないようですので、質疑等を終わります。  請願者の方は傍聴席へお戻りください。             〔請願者傍聴席へ移動〕 26 ◯栗田委員長 次に、本件に対し、当局からの説明をお願いします。 27 ◯千須和保健衛生医療課長 ただいまの請願につきまして説明をさせていただきます。  桜ヶ丘病院は急性期から回復期まで一連の医療サービスを提供するとともに、二次救急においては内科救急輪番を最も多く担うなど、清水地域において欠かせない病院でございます。また、今回の移転によりまして、清水地域における中核病院の1つとして、これまで以上の医療サービスの提供を期待しているところでございます。  請願の内容につきましては、既に今回の市議会での総括質問において答弁させていただいているものもございますが、1つ目としまして、新病院の診療機能につきましては、基本協定書におきましてJCHOは行政や地域の関係者等と連携して地域のニーズを踏まえ、病院の人的体制、物的設備を含め、総合的に判断した上で桜ヶ丘病院の診療機能を決定することとなってございます。この機能が明らかになり次第、市民の皆さんに広報紙等を通じまして情報提供してまいりたいと考えてございます。  そして、災害時の医療体制等につきましては、JCHOからは可能な範囲で医療救護活動を行う旨の意向が示されてございます。災害時においても一定の協力を得られるものと考えております。  また、ヘリポートが設置されない場合でも、国、県との連携のもと3日程度での道路啓開に努めまして、患者や物資の搬送が円滑にできるよう対策を講じてまいります。  桜ヶ丘病院の移転につきましては、これまで市議会での質疑を通じて、また広報紙静岡気分への記事の掲載ですとか自治会や地域の関係団体の会合の場を利用させていただきまして、説明させていただいております。
     今後も引き続き丁寧な説明に努めてまいりますとともに、議決が必要なものにつきましては、市議会にお諮りをしてまいります。今後もJCHO及び県と緊密な連携のもと、令和5年度中の新病院の開院の実現に向け、清水地域、ひいては本市全体の医療体制の維持向上につなげてまいりたいと考えております。 28 ◯栗田委員長 ただいまの説明に対し、質疑等はありますか。 29 ◯寺尾委員 また質問させてください。私、非常に疑問があるんですよ。これは保健福祉長寿局の管轄ではないと言われちゃうかもしれませんが、もし保健福祉長寿局の立場で答えられたらお願いしたいです。既に、市の清水庁舎の移転先として、この東口公園というのは決まっていますが、そこに病院を移転するということになると、同じ場所にダブって移転をする。もうこれは事実上できないですよね。物理的にと言いましょうか、スペース的に。あえてそこに移転をするということを協定で結んでしまうというのは、これはちょっと理屈に合わないというか、そういうことじゃないかと思うんですが、もし局の立場で言えるようでしたらお願いしたい。 30 ◯千須和保健衛生医療課長 今、委員から質問いただいたのは、新庁舎の建設の絡みもあります。細かいところまで説明できないかもしれませんが、申し訳ございません。  新庁舎の整備につきましては、昨年度、事業を一時停止して、コロナ禍において、あるべき姿というのを検証しているという過程がございます。そういった中で、新庁舎の整備につきましては、いわゆるコロナ禍における行政の庁舎の在り方というのを検討するということで、今、検討しているという最中とお伺いしております。  そういった中で、庁舎がどうあるべきか、ある意味で一から検討していくという中で、従前の計画どおり、新庁舎をあそこに移転するということには今はなってないということがあるということ、あとやはりこの病院自体の、桜ヶ丘病院というのは耐震性ですとか老朽化が非常に進んでおりまして、この案件の重要性、緊急性ということから、新庁舎が今そういうような状況にある中で、やはりこの桜ヶ丘病院の移転というのを優先的に考える必要があるのではないかというような判断の中で、今、この取組を進めていると考えております。 31 ◯寺尾委員 やっぱりそこがちょっと理解できないんですよね。今は意見を言う場所じゃないから、条例を元に戻してということをしてからでないと理屈に合わないと思うんです。  次の質問をしますけれども、なぜ津波浸水想定区域にあえて、先ほど請願者の方からは、ほかにもいい場所があるじゃないかと、候補地があるじゃないかという御意見もありました。なぜあえてこの津波の来る場所を選ばなければならなかったのか。その辺で納得できる説明がないではないかと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。 32 ◯千須和保健衛生医療課長 新病院の移転先を選定するに当たっては、大きく3つの視点で選定をさせていただきました。  1つ目は、コンパクトシティを目指す清水都心のまちづくりに合致すること。2つ目は、清水区における公的病院のバランスの取れた配置ですとか、あと、交通弱者といいますか、そういった方に対する交通結節点で配置したいということ。それから当然、必要な敷地の面積が確保できる。3つ目は、JCHOが平成28年度に示しました市民の利便性が高いなど移転候補地の要件ですとか、昨年度示されました、より早期の移転新築が可能といった条件に合致していること。以上のような要素を総合的に勘案した上でJCHOさんに複数案を示しまして、協議した結果、清水駅東口公園の一部を移転地とするということで合意に至ったという経緯でございます。 33 ◯寺尾委員 その辺もちょっと理解できないんですけれども、先ほど請願者の方からも市長の説明責任というようなことが大分言われたわけなんですけれども、この間の経緯を見てみますと、最初は清水庁舎の駐車場を移転先として選んだよと。そしてまた、それから目まぐるしくいろいろあって、今、駅の東口公園ということになったわけなんですよね。  振り返ってみますと、庁舎駐車場のところはやめたといった報道がされたのが昨年9月24日だったかな。それから、10月13日にJCHOの尾身会長と市長の会談がやられたんじゃないかと。そして、12月21日には協定という本当に短い期間でどんどん変化したと言えば変化したということになっているんですね。その間の状況というのは住民不在と言いましょうか、請願者もおっしゃっていたように、市民への説明というのがほとんどなかったんじゃないかということを私も感じているんです。その辺での経緯について、しっかりされたのかどうなのか。改めて問いたいと思うんですが、いかがでしょうか。 34 ◯千須和保健衛生医療課長 今、委員からお尋ねがありましたいわゆる基本協定の締結までの市民の皆さんへの説明とか、そういうお話かなと思いますけれども、基本的には、例えば市長の定例記者会見ですとか、あとはJCHOの尾身理事長と市長が一緒になって会見したり、そういう場を設けまして、報道機関の皆様にその辺のところを取材していただいて、ある意味それはいろいろなところで、テレビとか新聞紙上とかで大きく報道していただいたというところはあろうかと思います。  そういったことを踏まえまして、例えば市議会でも御質問を頂いて、御答弁申し上げているところでございますので、報道とか市議会での議論もいただいております。その後も、先ほど広報の周知の話もありましたけれども、そういうようなものに取り組んだりですとか、あとは質問状を頂いたりとか、様々な機会をとらえて説明させていただいていると考えております。 35 ◯寺尾委員 もう1つです。これは県が津波浸水想定区域のようなところに移転するような場合には、救護病院には指定しないというようなことも取り沙汰されているわけですけれども、そうしますと、その災害、先ほど災害時には3日間程度で啓開というんですか、新しい言葉も出てきたんですけれども、瓦礫を処理するというような話もあったんですけれども、実際上、救護病院として指定しないとなると、災害時の医療というのが、これはやっぱり非常に低下するということにつながりかねない、その辺の関係はどんなふうに考えていますでしょうか。 36 ◯千須和保健衛生医療課長 今、救護病院の指定のお話を頂きました。もちろん県の考え方もありますが、一方で、やはり理由の1つとしてJCHOさん自身の診療体制ということも上げていらっしゃいます。そういった中で、外科医の確保が難しい中で、どうかというようなお話もあります。一方で、できる範囲での救護活動、災害時の活動はするよと。そういう意向を頂いておりますので、そういった意味ではJCHOさんとして取り組めることはしっかり取り組んでいただけるものと考えております。 37 ◯寺尾委員 そういう点では非常に不安ですよね。仮に東口公園に移転した場合、これは当然、代わりの公園を準備しなければいかぬということになると思うんですね。その分だけ公園が減ってしまうわけですね。したがって、仮に移転した場合の代替の公園という点では、どんなふうに考えますか。 38 ◯千須和保健衛生医療課長 今、補正予算で公園の移転の予算も提出されてございます。ですので、当然、都市局では、なくなった分の代替を広場のほうで、そこを指定するというふうに伺っておりますので、その公園の部分は移転して確保するという考えでいるかと。             〔発言する者あり〕 39 ◯千須和保健衛生医療課長(続) 今、たしか隣接した広場を公園の代替地にするというふうに聞いております。 40 ◯寺尾委員 公園の問題は都市局になると思うんですけれども、やはり移転をする保健福祉長寿局も、それはそれで責任を持たなければいかぬと私は感ずるんですね。  最後の質問ですが、先ほど出ました啓開の期間3日間、瓦礫の処理ができる期間、前は3日間から1週間程度というようなことも言っていたこともあったんじゃないかと記憶しているんですけども、またヘリポートも設置しないということになったということですよね。仮に最速3日間ということでできたとしても、今度は逆から見ると、災害対応ということも含めて、3日間は何もできないことになるんじゃないかと。その3日間は、災害対応は困難になってしまうということじゃないかと思うんですが、そこはいかがでしょうか。 41 ◯千須和保健衛生医療課長 病院のほうからは一応災害に対する備えはするということを聞いております。ですので、3日間の間しっかりと病院が機能するように備えはすると聞いておりますので、直ちに病院の機能が停止してしまうとか、そういうことはないと考えております。 42 ◯寺尾委員 終わりますけれども、大分、今日の答弁の中では希望的観測の域を出ないような感じがしましたんですけど、終わります。 43 ◯栗田委員長 私からも1~2質問させていただきます。  東北の災害から約10年が経過しました。その中で10年たった結果といいますか、いろいろな地域を調べまして、どのような形になっているか。病院の建設に関してですけども、それを見ますと、多くの病院がその地点から高台に移転する。あるいはかさ上げをして安全・安心を第一にしていくということが実際に行われているわけです。  そんな中で、この請願に関係しておりますけれども、仮に桜ヶ丘病院をJR清水駅東口公園に建設するということに対しては、我々一般市民としても、高台から海側の低いところに移すということについては、やはり納得するのがなかなか難しいということになっているのが大方の市民の意見だというふうに私は感じております。それについて当局としましては、例えばJCHOとの話合いの中で、そういった話をしてきた上での締結ということであるのか、その辺のことを伺いたいと思います。 44 ◯千須和保健衛生医療課長 いわゆる地震が起きたときの津波対策ということにつきましては、JCHOからは、新病院は津波の影響を考慮した建物構造とすることで、発災後も継続して業務を行っていくことが可能というふうに聞いておりますので、そういったものにも対応した病院ができるものと考えております。 45 ◯栗田委員長 今の答えですけども、そういったことが進められた場合に、市の担当局としましては、これについての納得を得られるような説明、あるいはそういった状況についての把握というものは、十分これから取れるというふうに我々は考えてよろしいかどうか。 46 ◯千須和保健衛生医療課長 今、設計をやっている段階で、今後、例えば建築確認申請とか、そういった手続が踏まれる中で、そういった地震対策といったものの審査も当然含まれるということでございますので、その辺はしっかりとチェックされるものと考えてございます。 47 ◯栗田委員長 もう1つ、地域医療連携推進法人の件ですが、これから桜ヶ丘病院がスタートするというふうに聞いておりますけれども、これに対して病院の位置については、例えば川勝知事からの異論のような、そこでいいのかということが口に出されておりましたけれども、これについてJCHOの進め方については、当局としてはどのような形で見ていくのか、その辺のことを1つ聞いておきたいと思います。 48 ◯千須和保健衛生医療課長 地域医療連携推進法人につきましては、知事から附帯意見というのが出されているというのは認識してございます。ただ、現実として法人として認められまして、また現実として県立総合病院から桜ヶ丘病院にドクターが派遣されているということでございます。そういった意味では、この法人というのは、桜ヶ丘病院の医療体制を強化するものにつながっていると考えてございます。 49 ◯栗田委員長 私のほうこれで終わりますけれども、ほかに質疑等ありますか。よろしいでしょうか。  次に、請願の取扱いについて御意見を頂きたいと思いますが、私からも意見を述べたいと思いますので、ここで平井副委員長と委員長職を交代いたします。             〔委員長交代〕 50 ◯平井副委員長 それでは、ただいま議題となっている請願はいかが取り計らいましょうか。御意見がありましたらお願いいたします。 51 ◯石上委員 自民党です。  自民党としては、結論は願意に沿い難いと考えております。当局から新病院の診療機能については明らかになり次第、市民の皆さんに情報提供すること。災害時においても新病院から一定の協力を得られる見込みがあること。国や県との連携のもと3日間程度で道路啓開に努め、患者や物資の搬送ができるよう対策を講じることなどについて説明がありました。  また、今後も市民に対して丁寧に説明を行うとともに、議決が必要な事項については市議会において審議するという説明もございました。そのため、現時点において明らかにすべき事項については、当局としても十分な説明を行っているものと考えております。  さらに、この桜ヶ丘病院の移転については、請願者自らが認めているとおり、早期移転が必要であることは明らかであり、仮に移転が遅れるようなことになれば、清水地域の医療体制に与える影響は多大なものがあると考えられます。  以上のことから、自民党会派として本請願に賛同することはできません。             〔発言する者あり〕 52 ◯平井副委員長 御静粛にお願いします。 53 ◯栗田委員 創生静岡です。  今までの状況でいきますと、市長はたびたび市民や議会への説明をできるだけ行って理解を求めていきたいと公言してきました。私の知る限りでは、今日まで明確な説明はほとんど行われてこなかったと感じています。したがって、議会においても内容についての議論や討論、今後の計画や将来、駅東に桜ヶ丘病院が移転された後の周辺のありようについて、どのようになるか全くの未知数であり、承諾できるものではないのであります。  昨年12月に結んだ基本協定については、清水庁舎移転計画に伴う位置条例が変更・廃止されていないにもかかわらず、同場所を桜ヶ丘病院の移転地として市当局が進めようとしていることは、市議会の存在意義さえ問われるものであると私は思います。  こうした中、今回、市内の5団体による桜ヶ丘病院の移転に関する請願が出され、新病院の機能、災害医療における病院の位置づけや当地への移転の理由などについて詳しい説明を求めるものであります。様々な課題や問題点を抱えている今回の移転問題について市民説明を求める内容は、まさに現状を顧みると当然のことであると理解しております。  我々、創生静岡としては、現桜ヶ丘病院の老朽化問題は喫緊の課題であり、早期病院建設及び移転については、築後60年の施設であることから早期解決を願うものであります。  しかしながら、今までの当局の説明不足と現状を理解するための情報やデータが明確にされない中での事業着手は到底理解できない状況にあり、本件のJR清水駅東口公園移転については反対の立場を明確にしておきます。  以上が請願に対する創生静岡の考え方であります。請願につきましては、賛同をお願いいたします。 54 ◯山本委員 公明党です。  先ほど新病院の機能、地域ニーズを把握していくこと、また災害時の対応等々、当局から説明がございました。私たち会派としては、願意に沿い難いというふうに考えております。  清水区内の医療の維持・確保、さらに医療の質の向上など、市民に対し安心感を持っていただけるように、先ほど令和5年度中の開院を目指すということでございました。早期移転が必要でありますので、本請願は不採択が望ましいというふうに考えております。 55 ◯後藤委員 志政会です。  志政会といたしましても、請願者の願意に沿うことができません。  当局の説明において新病院の機能、または災害時の医療体制についての説明を受け、その中でしっかりと行政と事業の関係者と地域ニーズを踏まえて、JCHO側が物的、人的な体制も含めた総合的な判断の上で、これから診療機能についても決めていくといった中で、その情報があった中で市民に対してしっかりと情報提供していくということ、JCHO、桜ヶ丘病院も命を守ることを目的とした病院である、そういった中でしっかりとした説明も果たしていただきたいと思っております。  また、災害時の対応についても、国とか県との連携の中で対応をしていくといった説明もあり、これまでの議会においても質問で多くの方に答弁もされておりますし、また広報紙、そして地域や関係団体との会合においても説明されているということを確認させていただいております。  請願者の皆さんも言われておりましたけれども、私の娘もおととし原因不明の脳炎にかかってしまって、今もいつけいれんを起こすか分からない状態、これまでも自宅であるとか駅であるとか、まちなかで全身けいれんを起こしてしまい、その中で救急車を呼ぶようなことが多々ある状況であります。そういった中で救急車を待っている時間、またその病院を決めている時間、また搬送される時間がとても長くて、清水地域における医療体制の確保、特に救急医療体制の確保というのは最優先課題だと思っております。そういった中で令和5年度の開院に向けてといったところが協定でしっかり示されている中で着実に進めていただきたいと思っています。  この請願については不採択でお願いいたします。 56 ◯寺尾委員 共産党としての考え方を申し上げます。  結論としては、私は請願を採択すべきだということであります。  先ほど幾つか私、請願者に対しても、そして当局に対しても質問をさせていただきました。内容は繰り返しませんけれども、この中で明らかになったのは、私が思いましたのは、議論がまだ非常に不足しているということなんですね。答弁自体も、やはりまだまだ不明確といいましょうか、そういう部分が非常に多かったと私、受け止めているんです。  また、市長自身の説明責任も果たされていないということが、これまた明らかになったんじゃないかなと思うんです。  そして、請願項目を見てみますと、やはり今、市民が不安に思っていることを率直に請願項目として表現していると言っていいと思うんです。そういう点で、この請願を採択することによって、議会も当局も、もちろん市長が先頭に立って、これを受け止めていただいて改善を図っていく。やはり市民的な合意を図っていくことがどうしても必要だ。やっぱり市民の世論が分かれたままで、強引に進めていくということであってはならないなと思います。  そういう点で、ぜひ請願を採択していただいて、しっかりとしたこれからの対応が取られていくことを強く望みたいと思います。 57 ◯平井副委員長 よろしいでしょうか。  それでは、採決に入ります。  不採択との意見がありましたので、請願第2号は挙手により採決いたします。  本件は採択することに賛成の委員の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 58 ◯平井副委員長 賛成少数でありますので、請願第2号は不採択とすべきものと決定いたしました。  それでは、採決が終わりましたので、ここで委員長の職を栗田委員長と交代いたします。             〔委員長交代〕      ────────────────────────────── 59 ◯栗田委員長 それでは、次に陳情審査を行います。  陳情第1号公平なワクチン休暇等を求める陳情のうち、当委員会に付託となりました陳情項目の1項と3項を議題とします。  本陳情については陳情者から趣旨説明の希望がありますので、これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 60 ◯栗田委員長 御異議もないようですので、陳情者の趣旨説明を許可します。             〔陳情者演壇前へ移動〕 61 ◯栗田委員長 趣旨説明に先立ち、陳情者の方にお願いいたします。  初めに御住所は何々区までで結構です。お名前を述べていただき、趣旨説明については、おおむね5分以内で簡潔に述べていただきますようお願いいたします。  では、趣旨説明をお願いいたします。 62 ◯立川陳情者 こんにちは。葵区在住の立川と申します。よろしくお願いします。  本日は、みんなで乗り越えよう!新型コロナという団体から陳述に参りました。この団体は、現在SNSやZoom会議を通じて、静岡県内外のメンバーが情報共有や抱えている問題の解決の糸口を探るため、また何とかこの閉塞感に負けずに乗り切っていこうという目的で活動しています。  この中で今回、公平なワクチン休暇等を求める陳情をいたしまして、本日は厚生委員会の皆様に3つのうちの2つが厚生委員会の御担当ということですので、その2つについて採択のお願いに来ております。  2つのうち1つ目は、ワクチンの副反応について調査結果の公表を求めるものです。  2つ目に関しては、副反応等により人員が不足する介護現場、介護現場と言いましたが、ほかにも保育であったり、病院であったり、障害者支援施設であったり、そういったところも含めて、エッセンシャルワーカー等への応援派遣ができるよう、これを行政の力でコーディネートするということを求めています。  これらが陳情書の内容ですが、先駆けて6月29日に総括質問がありました。総括質問の答弁を、私はちょっとこちらに来ることができませんでしたので、ネットのライブ配信で拝見しました。ですので、それを受けて、答弁の中でもう実施されているよといったことと、その実施されているという中で私たちの陳情している内容が完全に納得いかなかった部分ということを精査して、ここでお話しさせていただきたいと思います。  まず、副反応についてですが、そもそもこの副反応という言葉の定義ですが、ワクチンによる影響であると評価できる不調を副反応というわけですよね。ですので、副反応を調査すると言ってしまうと、それがワクチンによる影響であるということが分かっていなければならないということになりまして、この間の答弁によりますと、医師または医療機関が国立行政法人医薬品医療機器総合機構宛てに直接報告することになっていると。その報告の対象となる症状はアナフィラキシーと予防接種との関連性が高いと認められる症状で、入院治療を必要とするもの、死亡や身体の機能の障害に至るものということになっていて、それが厚生労働省のホームページで公表されることになっています。  ただ、一市民として、また実際にアナフィラキシーを起こしたことのある家族のいる市民、ワクチンではないですが、アレルギー体質でアナフィラキシーを起こしたことのある家族を持つ市民としては、こういった本当に重篤な症状だけを調査によって知らされるのではなくて、もっと敷居を下げて、ワクチンを打つ前は、そもそも体調のいい状態でワクチンを打つことになっているので、ワクチン接種後に体調の変化、例えば頭痛であったり発熱だったり、倦怠感というのも言われていますけれども、そういった不調に関する声をしっかりと集めていただきたい。その集めた中で国がやっているからいいだろうというのではなくて、市で市民の接種を進めていく中で、得られた情報を開示していただきたいと思っています。もちろんこれは個人情報を配慮した上で調査の公表をしていただきたいんですが、全く個人情報の問題はないと思いますけれども、その点をお願いしたいと思います。  やっているよということでしたら、その症状のヒアリングの方法ですね、医療機関での個別接種だと分かりやすいと思うんですが、集団の会場ですとか、そういったところで、どれだけ接種後の不調を生じた人が報告してくれるかということは、ちょっとどういうふうになっているか分からないんですけれども、それをきちっと報告してもらえるシステムを構築して公表してほしいということが陳情の1つ目になります。  2つ目ですけれども、介護施設等のエッセンシャルワーカーですね。この1年半すごく大変な中で仕事をしてくださっています。私の知人にもたくさんいます。ふだんから人員不足、人手不足はすごく多くて、コロナでさらに大変になり、また経営状況も苦しくなっているところもあります。その中で介護職、または障害者支援とか保育とか、その支援に当たる方が自分の意思で自分の選択でワクチンを接種する…… 63 ◯栗田委員長 陳情者、早めにまとめてください。 64 ◯立川陳情者(続) はい。そうですね。答弁の中で清水病院では混乱をなくすために複数人、同時接種しないように、1施設で数人ずつ、1人とか2人とかで接種の予定をずらしていくことで、一遍に人が休むということのないようにしているというような話を聞きましたが、それが介護施設でちゃんとやられているか。やられていない話を聞いております。  あと、その人員を補充するための手段として、シルバーサポーターというお話が答弁の中で出ていました。このシルバーサポーターは、社協のホームページを拝見すると、シルバーサポーターの中で介護施設に登録をしている人、あとはS型デイですね、ふだんの地域のふれあいサロンか何かだと思いますが、そういったもので登録している方がたくさんいらっしゃるんですけれども、ここでちゃんと賄えるのか、介護施設で働く人でワクチン後に副反応が出た場合、その人の代わりですね。そこら辺をやっていますよという話でしたが、具体的にどのようにされているのか。  またはそれをしていて、もし人が集まらない場合というのは、そのシルバーサポーターは65歳以上の方がメインですから、そもそも感染に対してリスクを持っている方々のボランティア、完全なボランティアですね。そういう方で賄えるだけの人数が集まるのか。そのあたりもできなかった場合の次の策ですね、2次策、3次策。そこまで考えていらっしゃるのか、そこをちゃんと聞きたいと思います。  ちなみにワクチンの接種会場とか、あとワクチン接種の電話オペレーターなんかは今、求人でよく流れてきますが、時給1,200円、1,300円という派遣を通しての金額で大量に募集をしています。そういった形も視野に入れることができるんじゃないかと私は考えています。  ということで、長くなって申し訳ないですが、とにかく具体的にどのように人員補充をしようとしているのか、またできなかった場合の次善策、そして困っている介護施設等、または働く人からの相談に対する窓口の明確化をしてほしいです。 65 ◯栗田委員長 委員の皆さんから陳情者に対しての質疑はありますか。
    66 ◯寺尾委員 ごめんなさい。1つだけ教えてください。  請願項目の3の中に行政がコーディネートしてほしいと、先ほどボランティアの方々などの話も出ましたけれども、実際に今、大変、介護職場などは、もう日常的に不足しているという状況がありますよね。したがって、行政がコーディネートすること自体も現実的にはなかなか大変だという感じもするんですけど、何かこの辺で具体的な策をお持ちですか。あったら教えてください。 67 ◯立川陳情者 御質問ありがとうございます。  具体的な策ですが、まずワクチン接種に関する人員不足だけに限って今回陳情しているんですが、そうするとワクチン接種のスケジュール、私たちのところから始まりますね。このスケジュールが立てば、そのワクチン接種後何日か、例えば2日、3日と公休的なものを入れる。そこに何人必要ということがあらかじめもう何週間も前から、それを設定することができるんですね。そうすると、そこにサポーターとなって登録してくれている人の中で、それをやってくれるという確約をしてくれている人の中で、日にちを当てていく。それが無理であれば、消毒や配膳や掃除ということですので、そういったものを、ワクチンの接種会場でお金が出るぐらいですから、こちらにも有償で、お金をかけていいんじゃないかなと思います。  恒常的な人材不足の改善にもつながり得る措置じゃないかなと思います。 68 ◯栗田委員長 ほかにはありますか。             〔「ありません」〕 69 ◯栗田委員長 ほかにないようですので、終わります。  陳情者の方、傍聴席へ戻ってください。             〔陳情者傍聴席に移動〕 70 ◯栗田委員長 次に、本件に対し当局から説明をお願いいたします。 71 ◯杉山保健予防課長 陳情項目の1項ですね、新型コロナワクチンの副反応の公表についてでございますけれども、新型コロナワクチンの副反応の報告につきましては、予防接種法に基づきまして、接種後に特定の副反応を疑う事例があった場合には医療機関から、先ほども発言がありましたけれども、国の独立行政法人に直接報告するという制度になっております。  先ほどありましたけれども、集団接種会場においても、これは同じでございます。  報告の対象となる症状ですけれども、アナフィラキシーのほか予防接種との関連性が高いと認められる症状で入院治療を必要とするもの、死亡や身体の機能の障害に至るものなどでありますが、コロナについては因果関係があるかが分からない事例なども医療機関の判断で報告されていると聞いております。  こうした国に報告された事例につきましては、専門家による評価を経て、その概要が厚生労働省のホームページで公表されております。現在、6月23日の資料が公表されておりますけれども、この中を見ると発熱、倦怠感、頭痛、患部の痛みなどの事例が多く報告されております。  したがいまして、副反応の報告につきましては国で取りまとめておりますので、静岡市で実施した医療従事者等の副反応に関する調査結果はございません。そのため、本市では厚生労働省が公表しております副反応の状況を市ホームページを通じて市民の皆さんに情報提供をしております。  なお、市立清水病院では独自に接種後のアンケート調査が行われており、その概要は総括質問で答弁させていただいております。 72 ◯繁田介護保険課長 ただいまの陳情に対しまして、考え方を述べさせていただきます。  陳情項目の3、副反応により人員が不足する介護現場、エッセンシャルワーカー等に応援派遣できるよう行政がコーディネートすることに関してということですが、本会議でも答弁がありましたとおり、本市では既に元気いきいき!シニアサポーター事業を実施しており、この事業を活用することにより、派遣を希望する介護施設にボランティアを派遣することはできます。  この事業により派遣されたボランティアは、直接的に身体介護はできませんけれども、食事の配膳、シーツの交換など補助的な業務を行うことで、施設職員の業務負担を軽減することができると考えております。このため、支援を必要とする施設は受入れ希望を申し出ていただいて、ニーズをお伝えいただければ、それに応じた派遣について可能な限り調整をさせていただきたいと思っております。  なお、この事業の活用による支援もできますけれども、これ以外に各施設、事業者の皆さんにおかれましても、職員のワクチン接種に当たり御協力をお願いしたいと思います。  例えば、副反応に備えて、なるべく職員の接種日が重ならないよう勤務シフトの調整などについて御留意いただきたいと思っています。  また、介護施設等で構成する団体からは施設間での協力や支援ができると伺っておりますので、施設間での連携により御対応いただければと考えております。このように既存事業の活用や接種日の調整などにより、介護現場におけるワクチン接種への対応が可能ではないかと考えております。  そして、介護現場で順次ずらして接種がやられているのかというような御発言があったかと思いますが、まず1つは、現在、在宅サービスのほう、小さな介護現場で困っているという話がありました。小さな介護現場ではデイサービスということになるのかなと思いますけれども、デイサービスは在宅サービスですので、そこには、65歳未満の方に接種券を先駆けてお送りをしているところでありまして、個人ごとに予約ができますので、接種日をずらすということは可能だと思っております。  それと、あと入居の施設で小さな職場というかグループホームということになりますけれども、グループホームの場合は厚生労働省令の運営基準の中で、緊急時のサービス提供体制を確保するために、特別養護老人ホームや老人保健施設などとの間で連携や支援の体制を整えることとされております。このことは、介護保険の指定申請の際、その体制を示していただいておりますので、したがいまして、既に築いている連携支援の体制を御活用いただくこともできるのではないかと考えております。 73 ◯栗田委員長 ただいまの説明に対しての質疑に入ります。  質疑ありますか。よろしいですか。  ないようですので、質疑等を終わります。  ただいま議題となっている陳情は、いかが取り計らいましょうか。御意見がありましたらお願いいたします。 74 ◯平井委員 自民党です。  当局からは、陳情項目1の副反応の実態調査の結果の公表に関して、国において事例が一元的に集められ、専門家による評価を経て、その概要が既に厚生労働省のホームページに掲載されていること、市としても厚生労働省で公表されている副反応の状況を市ホームページで情報提供しているとの説明がありました。  また、陳情項目3の副反応により人員が不足する介護施設への対応について、当局から既存のボランティア派遣事業の活用や接種日の調整などにより対応が可能ではないかとの説明がありました。そのため、陳情内容について現時点で何らかの形で既に当局が対応しているものと考えております。  以上のことから、自民党としても、この場において陳情を採択する必要はないと考えまして、不採択とさせていただきます。 75 ◯山本委員 公明党です。  陳情内容につきましては、先日の総括質問の中で議論、また答弁がございました。また、今、当局からも説明がございました。その説明を聞きまして、既に対応されているということが分かりましたので、この2件の陳情内容は採択の必要はないと考えています。 76 ◯後藤委員 志政会です。  志政会としましても、この陳情については不採択でお願いしたいと思います。  同様に陳情項目の1と3、当局の説明からも既に対応されているといった旨が確認できました。 77 ◯寺尾委員 寺尾でございます。  今、当局からも説明があって一定の内容で対応はしているというお話でした。  最近、ワクチンを接種した方が次第に増えていると。当たり前ですけれども、進めていますから、次第に増えて、私たちの周り、身近な方々がこの副反応の状況というのをいろいろ話をしている。日常の会話の中にも、この副反応の話なども出てきているという状態になりつつあるのかなという感じがします。  しかし、これからまだ予測できない、不測の状況なども私たちとしては対応をしていかなければならない、こういう状況もあると思うんですね。どんどんこれから接種する方が増えていくということになります。  そこで、やっぱりその対応としては、この1番についても3番にしても、さらに注意深く準備をしていかなければいけないじゃないかなと私は思うんですね。そういう点で、さらにこの対策、対応を進めていくという立場から、この陳情については採択すべきということが私の意見であります。 78 ◯栗田委員長 それでは、採決に入ります。  不採択との意見がありましたので、陳情第1号のうち1項と3項は挙手により採決します。  本件は採択することに賛成の委員の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 79 ◯栗田委員長 賛成少数でありますので、陳情第1号のうち1項と3項は不採択とすべきものと決定いたしました。      ────────────────────────────── 80 ◯栗田委員長 次に、陳情第2号 「離婚後共同親権制度の採用及び共同養育・面会交流支援等に必要な法整備を求める意見書」の提出に関する陳情書を議題とします。  本陳情については、陳情者から趣旨説明の希望がありますので、これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 81 ◯栗田委員長 御異議もないようですので、陳情者の趣旨説明を許可します。             〔陳情者演壇前へ移動〕 82 ◯栗田委員長 趣旨説明に先立ち、陳情者の方にお願いいたします。  初めに、住所は区名までで結構です。名前を述べていただき、趣旨説明については、おおむね5分以内で簡潔に述べていただくようお願いいたします。  それでは、趣旨説明をお願いします。  マスクはしたままでお願いします。 83 ◯大森陳情者 静岡市葵区の大森貴弘と申します。静岡親子の会を代表しております。ふだんは常葉大学教育学部の准教授をしておりまして、憲法学を教えております。本日は発言の機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。御礼申し上げます。  離婚後共同親権法制化と共同養育・面会交流促進を求める陳情の趣旨を説明させていただきます。  私たち静岡親子の会は、別居や離婚により子供と離れて暮らす親の団体です。御殿場から三ケ日に至るまで県内全域に40名ほどの会員を擁しております。  私自身も当事者でありまして、現在、子供と別居して生活している身であります。ある日、私が職場から帰ったところ、自宅が真っ暗になっておりまして、これは妻が子供を連れ去って実家に戻ったという、そういうことであります。かなり突然のことでありました。私は別居してすぐに妻の実家に子供に会いに行ったわけですけれども、義母がすごい剣幕で出てきまして、追い返されてしまいました。こういう経験から、このときに初めて子供と会えない苦しみというものに直面することになりました。  別居や離婚により子供と会えないという、この場合には家庭裁判所に面会交流調停を申し立てることになっておりますが、この調停がとにかく時間がかかります。申立ててから第1回期日に入るまで、この間1か月半かかりました。その後の長い手続の後、調停で合意が形成されたとしても、子供との面会交流が履行されず、裁判所にて履行勧告という手続をしました。しかし、強制力はないという状況であります。  子供の記憶力は非常に未発達であります。幼い子供は1月もたつと別居した親の顔を忘れてしまいます。たとえその後に子供と会えましても、別居している親を怖がるようになることもあります。子供に忘れられるということになりますと、まさしく親としてのアイデンティティーが崩壊していきます。物すごく危機感が募ってまいります。  私も自分自身が当事者になるまで、子供と会えないということが自分自身のアイデンティティーの危機につながっているということを全く知りませんでした。それゆえ私のような当事者の中には命を絶つ者も後を絶たないという状況であります。離婚している別離男性の自殺率は通常の5倍にも到達していることが厚生労働省の自殺の統計によって証明されております。他方、親と会えぬ子供は精神的に不安定になるということが研究で明らかになっております。不登校になってしまうという子供もいるわけです。  また、別居している親は子供の通う学校に会いに行ったとしても、あなたは保護者ではないということを言われ、子供との交流を拒否されるという、こうした差別に遭遇するということもございます。離婚前で法的に親権者、すなわち保護者であったとしても、このようなことが学校で起こるということがあります。実際、私は静岡市の教育委員会に出向きまして、学校での子供との面会を頼んだわけですけれども、担当者は学校現場での別居親と子供との触れ合いを認めないという回答でありました。  こうしたこと、親子断絶というこうしたことが別居する親にとっても大変な悲劇であるわけですけれども、両親の愛情を受けて育つべき子供にとっても大変な悲劇であると考えております。  私たちは、別居した親と子供が継続的に交流し得る社会となるように望みます。離婚後も共同親権を維持し、子供の養育や将来に責任を負うことを望みます。  諸外国では、離婚後共同親権が既に実現して法制化されております。先進7か国の中で離婚後共同親権を法制化していないのは今、日本ただ1つであります。先日、ヨーロッパのEU議会からも、日本に離婚後共同親権の導入を迫る勧告が議決されております。 84 ◯栗田委員長 すみません、早めにまとめてください。 85 ◯大森陳情者(続) はい。国際社会からの要請も待ったなしの状況であります。現在、国の法制審議会において離婚後共同親権の導入が議論されております。ぜひこの流れを促進するように静岡市議会の先生方にお力添えをいただきたいと、心よりお願い申し上げます。 86 ◯栗田委員長 もうお一方、早めにまとめていただきたいと思います。 87 ◯勝又陳情者 御殿場市から来ました勝又です。現在の状況を若干補足させていただきます。  国への意見書の提出状況ですけれども、現在のところ70件弱の意見書が提出されております。  静岡県内では現在のところ同様の意見書が6件提出されております。まずは静岡県議会、富士宮市議会、富士市議会、掛川市議会、御前崎市議会、6月に入りまして御殿場市議会でも意見書の提出が決まりました。  国の動きですけれども、共同養育支援議員連盟という議連がありまして、関係省庁や大臣への発言を行っております。 88 ◯栗田委員長 委員の皆さんから陳情者に対する質疑はございますか。 89 ◯石上委員 御苦労さまです。ちょっと教えてください。  僕は実は将棋をやるんですけれども、橋本8段が4月に突如として休場されていたのを引退するという話がネットで出まして、何なんだ、これは、と驚いたわけですが、いろいろ調べていったら、御本人が将棋をやってうちへ帰ったところが、生まれたばかりのかわいい息子さんも奥さんも消えていたという話だったんですよ。彼はもうそれから将棋に身が入らなくなって、これではいかぬということで休場していたんですが、さらに債権の差押えみたいなものの話が来て、もう将棋をやっていられる精神状態ではなくなったという話があったんですけども、そういった事例というのを、もし詳しく御存じでしたら、かいつまんで教えていただけますか。 90 ◯大森陳情者 そうですね、将棋の橋本8段がまさしく子供の連れ去りの被害者でありまして、そういうことが起こります。これは自然発生的に妻が子供を連れていくということでも起こりますし、また離婚弁護士などに相談した場合に、先に連れて行ったほうが親権を得られます。子供と同居している実績が積まれまして、その実績が継続性の原則という家庭裁判所の原則で評価の対象になりますので、先に連れていったほうがいいという弁護士の指示によって発生することもございます。橋本8段がどちらなのかは分かりませんけれども、そういった離婚弁護士と呼ばれる子供連れ去りをビジネスにしているような弁護士も実際におりまして、そういう弁護士がおる地域では子供の連れ去りというのが頻発しておりまして、私の場合は自然発生的な連れ去りだったんですけれども、愛知県のほうでも離婚弁護士というのが明確におりまして、たくさんの当事者の方がいるという状況であります。 91 ◯石上委員 そういうケースというのは、ある日うちへ帰ったら突然いなくなっているわけですから、お父さんにしてみればかなりの戸惑い、ろうばいされると思うんですが、親として、私にも親権があるんだという主張というのは、裁判所というのはなかなか認めてくれないというふうに理解していいんですか。 92 ◯大森陳情者 法的に親権があるというのは、離婚前で別居している状態であれば、親権が法的にあるのは、それは裁判所もそのように認めるんですけれども、会えるかどうかといいますと、面会交流調停の結果、会えるかどうかを決めましょうということになってしまいますので、何か月間も会えないんですね。先ほど申しましたとおり、調停を申し立てて1回目の期日に入るまでに1か月半で、その後もやはり1か月半ほどの期日が次々に入ってきまして、1年以上続く場合もありまして、その途中で会いなさいというふうに調停委員が言ってくれる場合もあるんですけれども、相手に弁護士がついているような場合は、戦術として会わせるべきではないというふうに弁護士が言う場合もございまして、かなり長期間にわたって子供と会えなくなるという実情がございます。 93 ◯栗田委員長 ほかにはどうですか。 94 ◯寺尾委員 今、陳情者のお話を聞いて、切実な思いというのは本当に共有できるんですけれども、たまたま6月30日と7月1日付の中日新聞がこの面会交流のことを取り上げております。この中でDV被害のことをある面では特集しているといっていいと思うんですけれども、この共同親権ということによって、DV被害がさらに拡大をしていく心配という、そういうデメリット面というのも非常に心配するんですけども、その辺についてどんなふうにお考えか、お聞かせください。 95 ◯大森陳情者 今、先生のほうが御心配されているとおり、DVの問題というのが確かにございまして、別居前にDVをしていた事例などが考えられるわけです。私どもも、そういった暴力の問題や子供を虐待しているような、そういった問題がある場合に会わせるという主張ではございません。そういうときは例外的に会わせないという対応でよろしいかと思っております。一般論では会わせるべきと思っておりますけれども、DVや虐待の場合には、特に会わせないという対応もあり得ると思っております。  あと、もう1点なんですけれども、ぜひ知っておいていただきたいことが、DVの被害者が子供と一緒に暮らせているという、そういう事例ばかりではないんですね。実はDVの加害者のほうが、このまま離婚裁判になればDVによって親権を奪われるので、先に子供を連れ去ろうといって、DV加害者が子供を確保して、そして親権を得るという事例が実際に複数あります。静岡市内でも実はそれが起こっております。  この場合、DV被害者のほうが子供と会えなくなるという極限的な悲惨が生み出されるんですね。質問者の先生にぜひ知っておいていただきたいのは、確かにDV被害者が子供と住んでいて、会わせると被害に遭うという問題もあるんですけれども、DV被害者のほうが子供と別居して会えなくなっているという極限的な悲惨があるんだということを、ぜひ知っていただきたいんです。DV被害者といっても2種類おりますので、子供と同居している者と別居している者と、その点はぜひ御理解いただいて、DV被害者で、しかも子供と会えないという物すごく悲惨な状況にある者に対して、ぜひ寄り添っていただけますと大変ありがたいと思います。 96 ◯栗田委員長 ほかにはいいですか。  ほかにないようですので、質疑等を終わります。  陳情者の方は傍聴席へお戻りください。             〔陳情者傍聴席へ移動〕 97 ◯栗田委員長 次に、本件に対し、当局から説明お願いします。 98 ◯萩原子ども家庭課長 陳情に関しまして、当局から御説明させていただきます。  今回、陳情者の方が求めております共同親権制度の採用や共同養育・面会交流支援等に必要な法整備に関しましては、本年2月に上川法務大臣が法制審議会に家族法制の見直しを諮問しておりまして、審議会の中の家族法制部会が3月から開催され、現在も引き続き審議が行われているところでございます。  一方、本市におきましては、各区の子育て支援課やひとり親サポートセンターを相談窓口としまして、養育費や面会交流等の相談があった場合につきましては、離婚前に取り決めることを促したり、離婚調停等にスムーズに取り組めるよう家庭裁判所や弁護士、法テラス等の専門機関へつなげる等の対応をしております。  また、ひとり親サポートセンターでは、一定の要件が整えば面会交流実施のための援助も行っております。  このような父母の離婚後の子供の養育をめぐる問題につきましては、本市のみならず全国的な課題でありますので、養育費の不払いの解消ですとか面会交流を進めるための取組等、課題解決に向けた法整備等につきましては、まずは国において慎重に検討していただくべきものと考えております。 99 ◯栗田委員長 ただいまの説明に対して質疑等はありますか。             〔「ありません」〕 100 ◯栗田委員長 特にないようですので質疑を終わります。
     ただいま議題となっている陳情は、いかなる取扱いをしたらよろしいでしょうか。御意見がありましたらどうぞ。 101 ◯平井委員 自民党です。  今回の陳情者が求めております共同親権制度の採用や共同養育・面会交流支援等に必要な法整備に関しましては、先ほども当局の答弁にもありましたけれども、本年2月に上川法務大臣が法制審議会に家族法制の見直しを諮問しており、審議会の家族法制部会が3月から開催され、現在も引き続き審議が行われております。本市では各区子育て支援課やひとり親サポートセンターを相談窓口として、養育費や面会交流等の相談があった場合には離婚前に取り決めることを促したり、離婚調停などにスムーズに取り組めるよう家庭裁判所や弁護士、法テラスなどの専門機関へつなげるなどの対応をしております。  また、ひとり親サポートセンターでは、一定の要件が整えば面会交流実施のための援助も行っています。  父母の離婚後の子供の養育をめぐる問題は本市のみならず、全国的な課題でありますので、養育費の不払いの解消や面会交流を進めるための取組などその課題解決に向けた法整備などについては、まず国において前向きに検討していただくべきものと考えます。  よって、本陳情は採択すべきものと考えます。 102 ◯山本委員 公明党でございます。  私も実は以前、このようなお話を伺ったことがあります。当事者の方は本当に大変な御苦労をされているかと思います。当事者の方に加えまして、実はおじいちゃん、おばあちゃんにも影響がある。孫の顔が見られない。孫の様子を全く聞くことができないという、こういう悲しい思いをされているということもあるかもしれません。  国でも、いよいよ検討が始まりました。さらに議論を深め、対応していただきたいと考えておりますので、この陳情に会派として賛成します。 103 ◯後藤委員 志政会です。採択させていただきたいと思います。  陳情の趣旨、持ち帰りまして検討している中で、陳情者から現状について説明も受けました。その中で子供たちの健全な成長をしっかりと達成するために、また全ての子供の最善の利益を守るために、陳情項目にも書かれていますけれども、そのためにも進めるべきだと思いますし、意見書についても提出することに賛成させていただきます。 104 ◯寺尾委員 共産党の寺尾でございます。  法整備ということになりますものですから、若干細かいことに関わるかもしれませんが、意見を述べさせていただきます。  先ほど中日新聞の記事の内容を紹介しましたけれども、6月30日、7月1日付ということでありますけれども、この新聞の記事はDVと共同親権の関わりを掲載しております。先ほど陳情者のお話では諸外国の例もお話がありましたけれども、この中日新聞の7月1日付では、オーストラリア、イギリス、アメリカ、カナダなどの状況が掲載されておりまして、その内容は、全体共通しておりますのは、従前の共同親権を見直しをして、子供の安全というものを優先するという立場から、元に戻すと言いましょうか、方針転換をして、共同養育よりも子供や同居親の安全確保を最優先することを法律に明記したという記載であります。そんな形でこの共同親権というものを見直す動きを報道しております。  そして、私たち議員団でも議論したわけですけれども、陳情者の皆さんの今の状況、先ほど趣旨説明の中でもお話のあった事柄については非常に切実であり、私たちも本当に何とかこれを改善していかなければいけないということを非常に思っているわけです。  ただ、以下、述べますように、現在この共同親権という形でこれを決めていくということについては、様々な問題がまだ解決をされていないという状況があると考えるところです。  民法818条というのがありまして、子は父母の親権に服するというふうになっております。親権という言葉自体に、親が子を思いどおりにする権利というニュアンスがあり、これが戦前の明治民法下で、戸主が家族を支配していた時代の名残として現在まだ残っているという状況があります。戦後、この民法改正という点で、そのまま残ってしまったということでありますけれども、この親権という用語自体についても、その定義や用語の見直しが必要だという点で多くの研究者も提起をしているところであります。  そして、先ほど質問もさせていただいたわけですけれども、離婚後共同親権の導入によって、DV加害者がそれを理由に離婚後も子への支配を継続しやすくなるというような問題によって、子供の権利への重大な侵害を引き起こすというような心配もあるんじゃないかということです。  面会交流などの問題について言えば、なかなか家庭裁判所の今の体制、あるいは調停委員の問題等々、解決をしなければならない問題は先ほど趣旨説明の中でもありますように、これは急がなければならないという点は、私たちも思っております。そういう、いわゆるデメリットの面をどう解決をしていくのかという点が極めて重要だと思いますし、今、国のほうでも、そういう形での議論がされていくということは期待をしたいわけでありますけれども、私たちはそういう意味からいって、民法の親権の規定を抜本的に改正すること、子供の権利を実現する親と社会の責任、責務を明確にすること、こういう立場で進めていくことが必要だということを改めて問題提起をしたいわけでございます。  陳情者の趣旨説明にありましたように、繰り返して申し訳ないんですけれども、今の状況というのは大変よく理解をするわけですけれども、さらにデメリット面などの解決をどうしていくのかということなどを含めて議論が必要ではないかと。国の法制審議会にも期待をするわけですけれども、そういう点で現状において、やっぱり共同親権というのは、これは賛成しかねるという立場でございます。 105 ◯栗田委員長 それでは、採決に入ります。  不採択との意見もありましたので、陳情第2号は挙手により採決します。  本件は採択することに賛成の委員の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 106 ◯栗田委員長 賛成多数でありますので、陳情第2号は採択すべきものと決定しました。  ただいまの採決の結果、賛成多数で採択となりましたので、本陳情に関わる意見書案については、賛成委員をはじめとする議員による発議に委ねることになります。つきましては、賛成委員は意見書発議について御検討をお願いする次第です。  以上で陳情審査は終了します。  次の議案審査に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。  暫時休憩いたします。                 午後0時4分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時7分再開 107 ◯栗田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、議案審査に入ります。  議案第135号中所管分については、既にお配りしたとおり修正案が提出されております。  なお、私が修正案の提出者ですので、ここで委員長の職を平井副委員長と交代します。             〔委員長交代〕 108 ◯平井副委員長 それでは、議案第135号中所管分、議案第136号及び議案第138号の3件を一括議題といたします。  議案審査の順序としましては、全議案について当局から説明を受け、その後、栗田委員から提出された修正案の説明を受けます。続いて、質疑に入りますが、先に議案第135号の修正案とその修正案に関係する原案部分に対する質疑を行い、その後、議案第135号の修正案関係部分以外と議案第136号及び138号に対する質疑を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  質疑終了後、討論と併せて要望・意見を述べていただき、採決を行います。  それでは、順次当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 109 ◯平井副委員長 次に、議案第135号に対する修正案について、栗田委員から提案理由の説明を願います。 110 ◯栗田委員 それでは、私のほうから提案理由の説明を行います。  本委員会に付託された議案第135号令和3年度一般会計補正予算中、4款1項1目清水駅東口公園分筆測量費140万円について減額修正の動議を提出します。  それでは、理由を述べます。  本予算については、桜ヶ丘病院の移転事業着手を目的とする予算です。しかし、目的となる桜ヶ丘病院の内容が不明確のほか、同公園には新清水庁舎の位置条例との整合性を含め、多くの課題があることが先日行われた総括質問の当局の答弁でも明らかにされました。  桜ヶ丘病院が老朽化し、早期移転が必要なことは十分に理解できますが、医師確保や診療科目、また救護病院としての役割、バックアップ体制、他の公的病院への経営的影響などの課題が積み残したままになっているというふうに、我々、創生静岡としては理解しております。  さらに、市民にとって重要な案件ながら市民説明が欠落しています。十分な説明がされてないということですね。これについては、我々は見切り発車しているんじゃないかというふうに解釈しております。  この議案の扱いは将来にわたり、大きな影響を与えることと認識しておりますので、その上で賢明な御判断をいただければと思っております。  以上、清水駅東口公園分筆測量登記事業140万円についての減額修正の理由といたします。 111 ◯平井副委員長 これまでの説明に対する質疑に入りますが、先ほど申し上げましたように、議案第135号の修正案とその修正案に関係する原案部分に対する質疑を行います。その後、議案第135号の修正案関係部分以外と議案第136号及び138号に対する質疑を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  なお、発言の際には、議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  それでは、議案第135号の修正案関係部分について質疑がありましたらどうぞ。よろしいですか。             〔「ありません」〕 112 ◯平井副委員長 特にないようですので、修正案関係部分に対する質疑を終わります。  ここで、委員長の職を栗田委員長と交代いたします。             〔委員長交代〕 113 ◯栗田委員長 次に、議案第135号の修正案関係部分以外と議案第136号及び138号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。 114 ◯平井委員 初めに、資料-1の6ページですね。保健予防課、新型コロナウイルスワクチン接種事業についてです。  このワクチン接種事業について、6月の議会の総括質問でも多くの質問がありましたので、重複しないよう、これまでの総括として1点だけお伺いいたします。  65歳以上の方を対象にワクチン接種を進めてきたところですが、現在の予約状況、接種状況はどのようなものか、また事業を進めてきた中で明らかとなった問題点や課題にはどのようなものがあったか、お聞かせください。 115 ◯杉山保健予防課長 まず、65歳以上の方の予約状況、接種状況についてですけれども、昨日7月1日公表時点におきます接種券の発送件数は、65歳以上の方21万8,889件。21万8,889件です。そのうち予約をされている方は18万363件。18万363件で、接種券発送数に対する予約率は82.4%です。これらの状況から、65歳以上の皆さんで接種を希望する方については、おおむね予約は完了していると見込んでおります。  また、接種件数につきましては、1回目を接種した方が10万2,049件。10万2,049件。接種券発送数に対する割合は、1回目接種率ですけれども、46.6%。2回目接種した方は4万675件。4万675件で2回目接種した方は18.5%です。  次に、これまでの問題点、課題につきまして、主に4点挙げさせていただきます。  まず1点目ですけれども、65歳以上の方を7月末までに完了というスケジュールの変更についてです。当初、65歳以上の高齢者への接種については医師会等とも協議の上、8月下旬から9月中旬をめどに完了するように準備してまいりました。しかしながら、65歳以上の接種を7月末までに前倒しして完了するように国からの要請があり、接種体制の見直しを余儀なくされました。これに対しましては、特設集団接種会場を追加で4か所開設して接種の枠を確保するとともに、医療従事者については医師会、公立・公的病院などに協力依頼して派遣をしていただいております。  2点目ですけれども、接種券の発送についてです。85歳以上の方には4月30日、75歳から84歳までの方には5月27日、そして65歳から74歳までの方には6月16日から23日にかけて、それぞれ接種券を発送いたしましたけれども、接種券が届かない、あるいは接種券を早く送ってほしい、接種券の番号だけでも教えてほしいという御意見を多くの市民の皆さんから頂きました。そこで、本日7月2日から64歳以下の方への発送を開始し、12歳以上の全ての皆さんに7月末までに届くよう準備しております。  3点目です。コールセンターがつながりにくいということでございます。コールセンターがつながらない、インターネットができないという御意見を多くの市民の皆さんから頂きました。コールセンターにつきましては、予約開始に合わせて回線数を倍増して対応しておりましたけれども、やはり接種券が届いた直後、電話が集中してしまいまして、1日か2日たてばつながりやすくなっていることから、市民の皆さんには少しお待ちいただいて、かけ直してくださいという御案内をさせていただきました。  また、電話がつながらず、インターネットもできないという御意見も多くの市民の皆さんから頂きました。そのためウェブ予約支援窓口を各区に設置をして、接種を希望する市民の皆さんの予約の支援を行っております。  4点目ですけれども、予約のシステムが分かりにくいということです。予約システムにつきましては、日付検索ができない、希望の接種会場で検索しても、空き枠がないのか、そもそも登録されていない医療機関なのかが違いが分からないなど、操作が分かりにくいという意見を頂きました。  システムにつきましては、軽微な改善で随時対応してまいりましたけれども、抜本的な改善が必要であるということから、8月上旬に新たなシステムに入替えを行う予定です。今後、これらの課題を解決しながら、11月末までに12歳以上の全ての希望する市民の皆さんのワクチン接種の完了を目指してまいります。 116 ◯平井委員 ありがとうございます。  次にまいります。議案集の2)の15ページです。議案第138号静岡市救護施設、更生施設、授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてお伺いいたします。  初めに、2点伺います。  1点目は、条例改正に至った経緯について教えてください。  もう1点、この条例の対象施設について具体的に教えてください。 117 ◯山本福祉総務課長 この条例改正に至った経緯と対象施設の具体的な説明という、2点の御質問だったと思います。  まず、条例改正に至った経緯ですけれども、今回の議案のタイトルにも4種類の施設が明記されておりますけれども、これら施設の設備とか運営に関する厚生労働省の基準省令が本年3月31日に改正されたことに伴いまして、本市も基準を定める条例を今回改正させていただくことになりました。  2点目のこの条例の対象施設についてですけれども、この条例の対象となる4つの施設は、全て生活保護受給者のための施設になります。具体的に言いますと、救護施設とは、身体・精神上著しい障害がありまして、日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させるための施設。2つ目の更生施設とは、身体・精神上の理由によって、日々の生活指導が必要な要保護者を入所させるための施設。3つ目の授産施設とは、同様に身体・精神上の理由によって就業能力が限られている要保護者のための訓練の場ですとか、自立を助長することを目的とする施設。最後の宿所提供施設とは、住居のない要保護者、世帯に対して住宅補助を行うことを目的とする施設となります。  本市で、これらの中で実際にあるのは救護施設の2か所のみです。1つは、静岡市救護所です。本市が設置しまして、指定管理者、社会福祉法人静岡市厚生事業協会が運営している公のものが1つ。もう1つは、社会福祉法人葵寮が設置運営している民間の施設ということになります。 118 ◯平井委員 続いての質問で、条例の改正の内容はどのようなものか教えてください。 119 ◯山本福祉総務課長 今回の条例改正には4つのポイントがあります。  1点目は、いわゆるセクハラやパワハラによる職員の就業環境が害されることを防止するために必要な措置を取りなさいというもの。  そして、2つ目が、感染症や災害が発生した場合の業務継続計画をつくりなさい。そのために必要な職員研修や訓練を実施しなさいというもの。  そして、3つ目、災害時の避難訓練の実施に当たりまして、地域住民の参加が得られるように連携に努めることを義務づける。  そして、4つ目ですけれども、感染症、食中毒の発生の予防及び蔓延防止のために対策を検討する委員会を開催すること。そして、指針を整備すること。職員研修や訓練を実施すること。  以上が、主な4つの改正点になります。 120 ◯平井委員 それでは、変わりまして、子ども未来局の資料-1の7ページ、子ども家庭課、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業についてですが、初めに、この給付金なんですが、申請が必要なのか、お聞かせください。 121 ◯萩原子ども家庭課長 この給付金の支給に当たり、申請が必要かとの御質問でございますが、申請が必要な場合と不要の場合と2通りございます。  まず、申請が不要な場合ですが、令和3年4月分の児童手当及び特別児童扶養手当の受給者につきましては、こちらで税情報を把握しておりますので、改めて申請をしていただく必要はございません。  また、令和3年4月以降に新たに出生した子供さんがいる世帯で児童手当の受給者となられた世帯につきましても、住民税の均等割が非課税であることが市の税情報等から把握できた方については、申請をする必要はございません。  次に、申請が必要な場合でございますが、児童手当の対象となっていない高校生年代のみの子供さんがいる世帯や令和3年1月、今年に入って家計がコロナの影響で急変して非課税に相当する水準まで下がった世帯については、その世帯の収入の情報については、こちらで把握しておりませんので、そういった世帯については申請をしていただく必要があることになります。 122 ◯平井委員 最後の質問です。こちらの広報・周知に関しましては、どのように行うのか、お聞かせください。 123 ◯萩原子ども家庭課長 今回の給付金の広報・周知に関する御質問でございますが、まず先ほど説明させていただきました申請が不要な令和3年4月分の児童手当、特別児童扶養手当の受給者の方については、既にこちらで税情報を把握しておりますので、この方たちについては既に先月、給付金の該当である旨のお知らせを送付したところでございます。  それから、これから新たに生まれてくる子供さんで児童手当の対象になられる子供さんがいる世帯で、やはり非課税であることが把握できた世帯については、毎月確認をして、確認できた世帯については順次お知らせを送付する予定でございます。  また、児童手当の受給対象外である、こちらで税情報を把握していない高校生年代のみの子供さんがいる家庭については、別途、案内等のチラシをこれから送付する予定でおります。  そのほか、ホームページ、広報しずおかの8月号への給付金のお知らせの掲載を予定しております。また、各区の子育て支援課や戸籍住民課へ問合せがあった場合に、こちらの事務局へ御案内していただくような依頼や、またチラシの配架等をお願いしておりまして、幅広く給付金の広報・周知に努めているところでございます。 124 ◯栗田委員長 ほかにはどうですか。 125 ◯寺尾委員 幾つかお願いします。
     先ほど接種券の発送の状況、そして接種状況などについての報告といいましょうか、答弁がありました。  6ページの新型コロナウイルスワクチン接種事業の関係について質問をいたします。  65歳以上の方の接種を7月末までに完了させるということが目標になっております。先ほどの数字を聞きますと、現在2回目まで終わったのは18.5%、予約済みの方が82.4%という、まだ予約をしてない方も2割近く残っているという状況ですね。今日は7月2日ですので、約1か月ありますけれども、実際65歳以上の方の見通しを今、どんなふうに持っておられるのか、お聞きします。 126 ◯杉山保健予防課長 先ほど申し上げましたとおり、65歳以上の方ですね、今、予約率が82.4%ということで、いわゆるもともと強制ではなく希望される方ということもありますけれども、おおむねできるだけ早く接種したいよと思われている65歳以上の方は、ほぼ予約が完了しているのかなと思います。  それ以外の方は希望されないのか、少し様子を見ているのかということは状況としては分かりませんけれども、やはり我々としては未接種の方に個別に声かけというのはなかなか難しいものですから、引き続き接種する機会はまだまだございますので、できるだけ多くの皆さんに接種していただけるよう、周知を継続していきたいと考えております。 127 ◯寺尾委員 限りなく100%に近くという目標は持っていらっしゃると思うんですけど、特に65歳以上の高齢者が対象になっているわけなんですよね。外出が困難、あるいは家庭で寝たきりというとおかしいですけど、なかなか大変な状況にある。あるいは障害を持っている方々というようなこと、いろいろな条件があると思うんですけども、限りなく100%に近づけるという意味から言いますと、こういう方々に対する対策は何か立てているんでしょうか。 128 ◯杉山保健予防課長 何らかの事情で外出できないという方、いろいろな事情があるかと思います。それこそ在宅医療を受けている方とか、いわゆる医療、介護ですね、そういった支援の入っている方であれば、そういった事業者、事業所との連携によって対応することはできるのかなと思いますけども、それ以外の場合ですね、いろいろなケースがあると思いますけども、まず御本人に接種の希望があるかどうか、これをどうやって確認するのかということが課題かなと考えております。やはり非常に難しいかなと思いますけど、やはり個々の事例で、支援の方法を検討していくしかないかなと考えております。 129 ◯寺尾委員 64歳以下の方々への発送の件ですけども、順次やっていくということですが、聞くところによりますと、5歳刻みぐらいで発送していくというようなことも聞いているんですけども、具体的にもし方法があれば教えていただけますか。 130 ◯杉山保健予防課長 64歳以下の方の接種券の発送についてということですけども、先ほど少し触れましたけども、60歳から64歳の方については本日発送いたしました。恐らくあしたぐらいから到達すると思われます。  案内としては、予約開始は8月2日から順次ということで予定しておりますけども、ただタイミングによっては7月10日までの静岡マルイなど3か所の特設会場にまだ空きがあれば予約はできるというふうに思われます。  その後ですけれども、55歳から59歳が7月6日、50歳から54歳までが7月8日に発送する予定で、その後につきましては、基本的には年齢の高い順に順次というふうに考えておりますが、5歳刻みなのか1歳刻みなのか2歳刻みなのか、ちょっとそこはまだ決定しておりません。いずれにしても年齢の高い順に発送して、7月末までには12歳以上の方の全ての発送を完了したいと考えております。 131 ◯寺尾委員 よろしくお願いします。  それで、私のところにも要望が来ているんですけれども、ぜひ優先接種ということでお願いしたいという要望が出ているんです。いよいよオリンピックが始まる月になりましたけど、例えば、バスの運転手などが、選手あるいは関係者を送迎するというようなことがこれから起こってくるわけですよね。しかし、こういう方々は優先でなくて、年齢がこないと順番がこないと、こういうことになるんですけど、様々、優先接種の要望がある場合、何かそれに応えていく方法というようなことは検討しているんでしょうか、どうでしょうか。 132 ◯杉山保健予防課長 優先接種の対象に加えてほしいという御要望、いろいろな団体から口頭、文書問わず、これまで頂いております。また、オリパラの関係ということも含まれております。  総括質問でも答弁させていただきましたけども、優先接種の考え方につきましては、国が示す優先接種ですね、高齢者施設等の従事者、そして基礎疾患を有する方に加えまして、本市では感染拡大防止の観点から高齢者あるいは接種対象ではない12歳未満のお子さんに接する機会の多い方々、通所・訪問も含みますけれども、介護施設の従事者、それから障害福祉施設の従事者、こども園等の保育士、小学校等の教員、そして詳細は不明ですけど、オリパラのホストタウンの関係者、このあたりも対象に加えて集団接種会場で一定の枠を設けて対応していきたいと考えております。 133 ◯寺尾委員 分かりました。基準というんですかね、原則はそんな形でいきたいということは理解しますが、今いろいろな団体から要望があるという話もありましたけども、その要望があった場合の検討というのはしてくれるんでしょうか。 134 ◯杉山保健予防課長 全て記憶はしておりませんけれども、障害施設の利用者の方ですとか、あるいは透析の患者さんですとかという方は御要望いただいて、実際には優先接種といいますか、順次、接種をしていただいております。ですので、頂いたものについては検討させていただきますが、全て、はい、いいですよというのも、なかなか我々としては難しいものですから、先ほど申し上げたような一定の基準といいますか、判断材料で対応させていただいております。 135 ◯寺尾委員 ぜひ検討をお願いしたいなと思います。あと職域の接種の関係で、この間、国のほうで一時中断というようなニュースが流れていたかと思うんですけども、その辺の状況がもし分かれば、また静岡市においてどうするのかというような考え方があれば、お示しいただけますか。 136 ◯杉山保健予防課長 報道されております職域接種につきましては、従業員が1,000人以上で専属の産業医がいる、いわゆる大企業で、国に職域接種の申請をして順次接種が開始をされているかと思います。この職域接種でモデルナ製のワクチンが使用されるということで、その確保を予定していた5,000万回に対して、申請が上限化する可能性があるので中断をしたというふうに承知しております。それ以上の情報は把握しておりません。  また、それ以外の例えば1,000人未満の企業、事業者の方につきましては、50人以上のところには産業医がいらっしゃるかと思いますので、そういった産業医の協力が得られる場合には、積極的に職域接種でやっていただければとは思いますけども、やはり産業医さんの協力が得られないようなところは、現時点では通常の住民接種で対応していただくしかないのかなと考えております。 137 ◯寺尾委員 分かりました。市で実施しております予約支援で、派遣型予約支援というのをやっていると聞いていますけれども、その予約状況や実施状況についてお示しいただけますか。 138 ◯杉山保健予防課長 各区で行っております受付とは別に、派遣型予約支援ということで、いわゆる出前講座という形で市民局、企画局が中心となって、おおむね10人以上の自治会あるいは団体等、グループを対象にして、公民館等に日時を指定してパソコンを持って出かけるということで、予約のお手伝いをさせていただくというものでございます。こちらについては7月1日現在、6グループからお申込みをいただいて、3グループ、約40人の方の予約を完了しているというふうに聞いております。 139 ◯寺尾委員 先ほどシステムなんかで少し不具合があって、8月から新たなシステムを入れていきたいというような話がありました。この新しいシステムで、これまでのいろいろ苦情などが出ていた中身というのは解消されるということで理解していいでしょうか。確認のため。 140 ◯杉山保健予防課長 8月2日からの予約開始に合わせてウェブ予約システムを全面的に入替える予定でおります。医師会をはじめいろいろ関係者の皆様から御意見を頂いた上で、新たなシステムになるということで、静岡、清水、庵原、それぞれの医師会さんにも相談をしながら、今後、説明会もあるわけですけれども、御意見を伺いながら採用をしております。特に1回目の予約日時に合わせて自動的に2回目が予約されるという。これは医師会からかなり強く言われていたことですけども、もちろんこれはできると。そして、いわゆる日付検索ですね。日付で選んで空いている会場が選べると。当たり前のようなことなんですけれども、そういった通常の検索のような形で、操作もしやすいというふうに聞いております。 141 ◯寺尾委員 ごめんなさい。議案138号の基準を定める条例の一部改正ですけども、その中で教えてください。8条の2の表現で「性的な言動又は優越的な関係を背景とした言動であって業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより」云々という文言がありますが、静岡市の例で、これセクハラ、パワハラということになると思うんですけども、今までにこういう事例というのはあったのかどうなのか、教えていただけますか。 142 ◯山本福祉総務課長 今回の対象2施設とは日頃からいろいろと連絡を取り合うことが多いんですけれども、これまで、このような声を聞いたことはありません。 143 ◯寺尾委員 同じこの条文の中に「業務上必要かつ相当な範囲を超えたものに」という表現があるんですけれども、この範囲というのはどんな解釈なのかなということですが、お願いできますか。 144 ◯山本福祉総務課長 今回、個々に書いてある定義とか、そういったものは正直、今のところございませんが、個々の事例に合わせ、相談に応じながら対応していきたいと考えております。 145 ◯後藤委員 1つだけ確認で質問させていただきます。  今回、64歳以下の方の接種に入っていくわけですけども、その中で静岡市においても12歳以上の児童生徒も対象になってくると思いますが、その辺どのように進めていくのかを確認でお願いいたします。 146 ◯杉山保健予防課長 12歳以上の方の接種の進め方ということですけども、まず本年6月1日現在12歳以上の小児への接種が承認されているワクチンはファイザー社のみです。国の予防接種要領においても接種の対象は12歳以上の者とされております。  そして、12歳以上の児童生徒への接種につきましては、先日、文科省、厚労省通知によりまして、学校での集団接種は推奨されませんということです。また、日本小児科学会で6月16日に文書が出ていますけれども、健康な子供への接種については、個別接種が望ましいとされております。  さらに、接種に当たっては16歳未満の場合、原則として保護者の同伴、予診票への保護者の署名が必要となっております。そのため、本市としましては12歳以上16歳未満の児童生徒におきましては、本人と保護者が接種に当たってのメリット・デメリットを十分に理解した上で、小児科などの個別接種医療機関で接種していただくようお願いしたいと考えておりまして、医師会とも協議の上、御案内をしてまいります。 147 ◯山本委員 では何点か教えていただきたいと思います。  まず、資料-1の5ページ、福祉総務課になりますけれども、保護施設等衛生管理体制確保支援等事業と、その下の救護施設事業継続支援等事業ということで、かかり増し経費というようなことで記載されております。この事業に関しては昨年度も補正で上がったかと思いますけれども、その実施状況と、あとどのような評価をされていて、そして今回、補正で上げて、今度どういうふうに考えていくのかということを教えていただきたいと思います。 148 ◯山本福祉総務課長 この2つの事業につきましては、今、議員御指摘のとおり令和2年度も同様の事業を実施しております。  1つ目の保護施設等衛生管理体制確保支援等事業ですけれども、対象が静岡市救護所と葵寮、あと静岡市の社会福祉協議会になります。そして、それぞれコロナウイルスの感染拡大防止のためにアルコール消毒やマスクの衛生用品を購入した際の経費、それと施設においてコロナ患者が発生した場合の施設消毒費に対し補助をする事業でございました。  令和2年度の実施状況は、1,000万円の予算に対しまして480万円余の執行になりました。これは対象施設においてコロナ患者が発生しなかったため、大規模な消毒を実施することはなかったからということです。  そして、2つ目の救護施設事業継続支援等事業につきましては、対象は市の救護所と葵寮になりますけれども、これもコロナ対策として、例えば清掃業務のために非常勤職員さんを雇い上げた場合の賃金ですとか、職員が個人的にアルコールやマスクを購入した場合に、施設が購入費補助をその個人に対して行った場合、その経費に対して支援する事業でございましたけれども、この事業、令和2年度におきましては100万円の予算に対して、ほぼ満額の96万円余の執行となりました。  評価につきましてですけれども、これら2つの事業はコロナ禍においては当然そういった衛生用品が大量に消費されるということは見込まれますし、また施設内で万が一コロナ患者が発生した場合には、速やかに対応できる体制を整えておく必要があったことから、十分に効果があった事業だと評価しています。  次の2つ目の質問ですけれども、こうしたことを踏まえまして、令和3年度の事業についての考えですけれども、今回も両事業ともコロナ対策として当然としてその手指消毒の徹底、マスクの着用というのは今後も施設運営上、必要なことだと思いますし、万が一の感染者の発生も念頭に入れて準備しておくことが必要であると考えますので、令和2年度同様に今年度も事業を実施することが大変重要である、意義があるものだと考えております。 149 ◯山本委員 ありがとうございました。  では、同じく資料-1の6ページになります。  新型コロナウイルスワクチン接種事業の関係で何点か教えていただきたいと思います。  まず1点目が予約支援のサポートということで、昨日おとといですかね、7月上旬までというようなことで報道関係にも発表があったかと思いますが、その後はどういうふうにされていくのか。もともと高齢者の方へのサポートというのが意図としてはあったと思いますが、予約支援をどういうふうにしていくのか、その辺、教えていただきたいと思います。 150 ◯杉山保健予防課長 現在、各区に開設しておりますウェブ支援窓口ですけれども、これまで6月14日から29日まで1万人を超える方のサポートをさせていただきました。この予約支援窓口につきましては、7月6日、来週の火曜日をもって一旦終了させていただきます。ただ、64歳以下の予約が今後8月2日以降再開されます。一定の需要はあるかと思いますので、窓口の設置については検討してまいります。 151 ◯山本委員 最近、報道関係で話題になっておりますけれども、ワクチンの供給がというような報道があるかと思いますが、これは国、県のことかもしれないんですけれども、ワクチンの供給の見通しについて、市としてはどんな見解をお持ちなのか、教えていただきたいと思います。 152 ◯杉山保健予防課長 ワクチンにつきましては、現在月2回、前半後半という形で配達というか入荷をしてまいります。7月の前半後半分、7月分までの配送量については決定しておりまして、おおむね市が要求した量が供給をされる予定です。7月ですので、高齢者の接種分については確保されていると考えております。  8月以降につきましては、まだ配分計画、配送計画が明らかになっておりません。県にも確認しましたけれども、やはり県でも同じように困っているといいますか、把握ができなくて、逆に言うと県は国に情報収集をしているという状況でございます。我々としてはワクチンが供給される前提で8月以降の接種体制を準備させていただいております。 153 ◯山本委員 この事業の関連で申し訳ないんですけれども、これから64歳以下ということでワクチン接種が始まってくるということですが、10月、11月になると、一般的なインフルエンザですとか高齢者の方への肺炎球菌ということで、違うワクチンの予防接種が始まるかと思います。そうしますと、ほかの予防接種との兼ね合いについて、市としてはどういうふうに考えているのか、この辺、教えていただきたいと思います。 154 ◯杉山保健予防課長 新型コロナワクチンと他の予防接種を併せて行う場合の接種間隔については、市としてというよりも、厚生労働省の予防接種の手引あるいは予防接種の実施要領に記載されております。前後に他の予防接種を行う場合には、原則として13日以上の間隔を置くこととして、他の予防接種を同時に行わないことというふうに記載されております。  そのため、コロナワクチンを接種する際の予診票ですね、こちらにも、その確認のため「2週間以内に予防接種を受けましたか。」という項目が設けられております。 155 ◯山本委員 分りました。予診票があるよということなんですが、とはいえ、具体的に市民周知というか、知っていただくということが大事じゃないのかなと思うんですが、そういったことを含めまして、今後どのような形で広報、PRしていくのか、教えていただきたいと思います。 156 ◯杉山保健予防課長 現在、新型コロナワクチンの予約サイトのQA、よくある質問というところにも、その内容については既に掲載をしております。ただ、今後はやはり実際に予防接種をされる医療機関、医師会宛てに改めてその周知のための通知を行う予定であります。 157 ◯栗田委員長 私からも1~2点お願いします。  同じくワクチンの接種ですけども、この中で特別養護老人ホームあるいは障害者の作業所、こういったところに集まって、それぞれ作業をしたり、あるいは特養に宿泊して泊まっているわけですけれども、そういったところに対するワクチン接種の方法といいますか、手続というのは今どんな形でやっているんでしょうか。 158 ◯杉山保健予防課長 まず特養ですけれども、いわゆる高齢者になると思いますので、恐らくもう接種は終わっているころかと思います。やり方としては、特養の場合は嘱託の先生が、恐らく開業されている先生かと思いますけども、嘱託医の先生がいらっしゃるかと思うので、そういった先生に御協力いただいて、先生の所にワクチンをお届けするなり、施設のほうにワクチンをお届けして、その嘱託医の先生が施設の中で接種をしていただくケースがほとんどではないかと考えております。  障害福祉施設につきましては、これから接種が行われて、いわゆる優先接種の対象にはさせていただいております。ただ、具体的にどのようにやったら一番効率的かといいますか、一番いいのか。これから各施設にアンケートのような形で取って、協力いただける先生がいるのかいないのか、いない場合には、例えば集団接種会場にそういった方々の専用のレーンなり、日、あるいは場所を設けてやるとか、一定の配慮をしながら実施していきたいと考えておりますけど、まだこちら決定しておりません。 159 ◯栗田委員長 今、特養には医者がいると言ったけど、特養には医者はいないじゃないですか。老健なら医者がいるでしょうけど、特養にはふだん医者はいないんじゃないかという感じですけど、どうでしょうか。 160 ◯杉山保健予防課長 介護老人保健施設については常勤の医師の先生がいらっしゃる。特別養護老人ホームは嘱託の医師の設置が必要になっておりますので、例えば週に1回とか、頻度は分かりませんけど、訪問なりして対応しているかと思います。そういう先生が対応していただいていると聞いております。 161 ◯栗田委員長 それともう1つ、市内にいる外国人に対する接種というのはどんな手続で、どんなふうにやっているんでしょうか。 162 ◯杉山保健予防課長 住民登録されている方については、もちろん接種券が発送されますので、通常の市民の方と同じ扱いです。それ以外の方については、現時点では答えを持っておりませんので、今後、検討したいと思います。 163 ◯栗田委員長 その辺、よろしくお願いいたします。  それと、もう1点伺いますけれども、今使われているというか、接種しているワクチンのメーカーは1種類ですか。それだけ教えていただきたいと思います。 164 ◯杉山保健予防課長 ワクチンのメーカーはファイザーだけです。モデルナは、いわゆる1,000人以上の職域接種で使われるというふうに聞いております。同じ会場では2種類のワクチンは使わないというのが原則です。今は静岡市が管理をしているワクチンはファイザー社のみであります。 165 ◯栗田委員長 ありがとうございます。  ほかはよろしいでしょうか。             〔「ありません」〕 166 ◯栗田委員長 ほかにはないようですので、質疑を終了します。  次に、要望・意見、討論に移りますが、私も議案第135号について討論を行いたいと思いますので、ここで委員長の職を平井副委員長と交代いたします。  よろしくお願いします。             〔委員長職交代〕 167 ◯平井副委員長 次に、要望・意見、討論に移ります。  議案第135号中所管分については、原案と修正案を併せて討論をお願いします。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 168 ◯石上委員 自民党です。  自民党といたしましては、議案第135号についてですけれども、市長提出議案に賛成の立場、それから議案第135号に対する修正案に対しては、反対の立場から意見と要望を申し上げます。  まず、新型コロナウイルスワクチン接種事業についてですけれども、当局からは現在進められている65歳以上の高齢者の接種に関する状況、問題点や課題とその解決のための取組、そして今後、進められる64歳以下の方々への接種について、予約方法や接種体制について説明がございました。ワクチンの確保が前提となりますけれども、11月末までに希望する方が安心してワクチン接種ができるよう広報に努めていただきたいと思います。また、計画的、スムーズに進めていただきたいと思います。  一言、苦言ではございませんが、当初進めていたものがコールセンターの混乱であるとか、いろいろなものがありましたけれども、もちろんその後、行政の努力もあったわけですが、地域の町内会であるとか、いろいろな皆さんが、その地域に住んでいるお年寄りを助けようということで、一生懸命その申込みのお手伝いをしてくれました。こういった皆さんの御協力があればこそ、今回の接種券について接種が進んだんだという感謝の気持ちは絶対に忘れないでいただきたいというふうに思います。  それから、私自身も大規模接種会場でもう1回目を受けましたけれども、あの大規模接種会場が稼働し始めてから、申込みが非常にスムーズに流れるようになりました。実際に家内と2人で行ったんですけれども、そんなに待たされることもなく、皆さん不平不満を言う方もなく、とてもスムーズに1回目の接種をすることができたということは、やっぱり大規模接種会場による効果だというふうに思いますので、こういった会場をこれからもしっかりと確保していただくことが大事だと思いますし、こういう事業こそ市の真価が問われるんですよ。こういう市民が、みんなが困っているときにどう対応するかというときに、市の真価が問われます。ぜひ皆さん方の手抜きのないといいますか、万全の体制での対応をお願いしたいと。  もう1つは、清水駅東口公園分筆測量登記事業についてですけれども、これは先ほど審査した請願にも関連するわけでございますが、清水地域の医療が逼迫している中で、病院が本市に存続し、これからも救急医療を担っていただくことが最も重要な市民利益であると考えています。市民が安心して生活できる地域医療の充実の観点から、引き続き病院の早期開院に向けた準備を進めていただきたいということを申し上げたい。  以上、申し上げまして、市長提案の135号、分筆測量登記事業については市提案のものに賛成、修正案に対しては反対、136号、138号についても賛成をさせていただきます。 169 ◯栗田委員 清水駅東口公園分筆測量登記事業についてですけれども、午前中にも意見を述べましたけれども、我々が理解している現在の状況について、説明責任といいますか、例えば市長のほうからの市民や議会への説明といったものが今のところ全く我々は聞いておりません。そんな中で話がこのように進められていくということについては、我々もこの判断をするための材料、データ、そういったものもないし、私たちの大切な病院については、もちろん我々も理解しておりますし、できれば早期に適切な場所に建てられることがいいということは十分承知しているわけであります。  しかし、現在、提案されているJR清水駅東口公園の場所については、大変な大きな問題もある、あるいは課題もたくさんあって、市民全てがこれについては疑問を持っている。全てじゃなくても疑問を持っている。あるいはこれに対して進めてほしいという意見、なかなかそういったものは出てこない。そういった中で、私たちは議会としてこれをどのように持っていくか、どのような方向に進めていくのかということについては大変責任があるものであるし、これからの将来の静岡市にとっても非常に重要な問題であるということは皆さんもお分かりだと思います。  今やろうとしていることによって、これからの清水区の方向性が決まると思います。そのぐらい重要なものだと私は理解しておりまして、その議案としての140万円、僅かな金額でありますけれども、これがスタートするということは、これからの手続、そういったものが全て出てくるというふうに我々は考えますので、これについては皆さんもぜひ慎重に、この内容について、あるいはこれがどういう意味を持っているのかということを知っていただきたいと考えております。  長くなりますから、またくどくなって、午前中にもそんな話をしました。これについて、ぜひ検討していただきたい、このように考えます。  それと、病院の内容、あるいはこれからどのようにするんだということ、あるいは医療、医者の問題、そういったものについても全く答えも出ていないし、その説明がされていないということについて私はこだわりがあって、またこれについては賛成できないということで言っているわけで、病院がどうのとか何かということではないということを理解していただきたいと思います。  そのほかですけども、ワクチンについても賛成するということで、私たちは考えております。私も23日にワクチンを受けましたけども、非常にスムーズに対応してくれたというふうに感じておりますし、これからもそんな状況で進めていっていただきたいと考えます。それ以外の全ての議案につきましては賛成ということにさせていただきたいと思いますが、これからの進め方としましても、こういった清水駅東口公園の議案として、いろいろなものが予想されると私たちは思いますけども、その初めのスタート、見切り発車しているような形のこの方法というものをぜひ修正していただきたい。それでないと、これについての協力はできないということになりますし、市民もそれについては十分、そういった意味で考えていると思っておりますし、今だからこそ、まだこれについてはできるかなという感じがしますので、ぜひこれは非常に大事な問題であるということを十分皆さんも理解していただきたい、このように考えております。 170 ◯山本委員 公明党です。  まず、議案第135号の修正案について反対です。午前中の請願審査でも述べましたとおり、清水区内の医療の維持、確保、さらに医療の質の向上など、市民が安心感を持っていただけるよう早期移転が必要でありますので、修正案に反対であります。  そのほかの当局提案の議案第135号、議案第136号、議案第138号に賛成であります。  意見・要望を述べさせていただきます。  まず、ワクチン接種事業に関してであります。  まず、1点目が予約サポートということで8月2日から再開すると。それに合わせて今後、検討していきますということでありましたので、ぜひ前向きに進めていただきたいなというのが1点。  2つ目に、65歳以上の高齢者の約82.4%の予約が済みましたと。寺尾委員からも質疑がありましたけれども、それ以外の方へのアプローチといったものも、ぜひ積極的に働きかけをしていただきたいなと思います。いろいろな関係機関とか民生委員の方々とか、いろいろな手法があると思いますので、厳しい、難しいという状況はよく分かるんですけれども、いま一歩踏み込んで対応していただきたいなと思います。  そして、これまでいろいろ課題がありました。総括質問の中でも答弁されておりました。改善されていくということで大いに期待しておりますけれども、併せまして、今後12歳から64歳ということで約41万人。そのうち8割としても32万人の方が接種をしていくことになります。そういった意味におきまして、ワクチン接種推進本部の体制をいま一度見直しながら、予約から接種まで円滑に事業を進めていただきますように要望します。 171 ◯後藤委員 志政会です。  議案第135号中所管分の修正案に対して反対させていただきます。また、議案第135号所管分の原案、136号、138号については賛成です。  意見・要望をお伝えさせてもらいます。  新型コロナウイルスワクチン接種事業についてですけども、ワクチン接種について、今日から64歳以下の方の接種券の発送が始まったといったところで、これから65歳以上のときの倍となる41万2,000人の方を対象として、多くの方々がこれから接種に向けて動き始めます。そういった中で働く方たちが多い世代でもありますし、また子育てをしている方たちも多くいます。また、中学生、高校生、大学生といった若い世代も対象となってくるといったところで、幅広い年齢層に対してワクチン接種の目的をしっかりと達成させていかなければいけません。
     そういった中で、最近でも新たな変異株が発見されているといった情報もある中で、このワクチン接種については、治療薬ができるまで今後も続けられていくんじゃないかと、そういったことが予想されます。市民へのスムーズなワクチン接種を進めていくためには、ワクチン接種に関わる情報発信に加えてワクチン接種の予約方法、接種に至るまでの手法など、その時々での柔軟な対処も間違いなく大事ではあると思いますけども、今からしっかりと将来を見据えた仕組みを構築していくべきと、そう強く思っております。  その上で要望ですけども、まず市民が知りたい情報を分かりやすく発信するように努めていただきたい、改善していただきたいと思います。接種券の発送から予約、接種に至るまでのスケジュールであったり、また子供を持つ保護者に対しても情報発信をしっかりとしていただきたいなと思います。  また、ワクチン接種をスムーズに進めていくためには、市内の企業との協力も大変重要となってくるかと思います。職域接種について、市独自としての支援も対応していただきたいなと思います。特設集団接種会場の活用も含めて、医師会との調整等も協力体制ができるならば、そういったことで職域接種の促進をにらんで支援をお願いしたいなと思います。  また、働く人たちが多く、これからワクチン接種をしていくということで、予約が取りやすい曜日であったり、時間の設定についても対応をしていただきたいなと思います。平日の勤務者向けに17時以降の接種であったり、土日、祝日の接種会場を増やすであるとか、特設集団接種会場の準備についても、しっかりとワクチン接種がしやすい環境づくり、曜日・時間も含めて計画を立て、対応をお願いしていきたいと思います。  また、子供たちのワクチン接種について言えば、また改めて小児科医との協力体制の構築などもお願いしたいと思います。  本当に当局の皆さんにおかれましては、これまで大変御苦労があったと思いますけれども、最初に申したとおり、これから64歳以下の接種が始まりますが、このワクチン接種といったものは、治療薬ができるまで続けられるんじゃないかなと思います。今しっかりと、このワクチン接種がスムーズに行えるように仕組みづくりを改めて構築していただき、今後に生かしていただきたい、そう強く要望させていただきまして、志政会として先ほどのとおり賛成をさせていただきます。 172 ◯寺尾委員 共産党の寺尾です。  議案に対してですが、135号につきましては修正案に賛成し、原案に反対するという立場でございます。そのほかの136号、138号は賛成をいたします。  意見・要望であります。午前中も陳情ですかね、副反応の情報などをもっと市としても、しっかり周知をしてほしいというようなことがありましたけども、このコロナに対する情報と言えば副反応の点だけではないと思うんですよね。いろいろな点で市民の皆さんが心配をする。不安に思う。聞きたいことがある。たくさんあるわけなんですよね。  したがいまして、そういう市民が必要としている情報については、できるだけ広く、いろいろな方法を使って市民に知らせていくということが、不安解消という意味からいっても非常に大事なことだと思いますので、ぜひこのコロナに関わる情報をできるだけ広く、市民にお知らせをしていってほしいと、いろいろな方法を使ってね、ということを1つ思います。  コロナワクチンの接種そのものについては皆さんから今、要望が出されましたので、私も全くそのとおりだと。これからぜひスムーズな接種が進んでいくように、大変だと思いますけれども、いろいろな方法を駆使してお願いをしたいと思います。  そして、質問の中でも言いましたけれども、優先接種ということで様々な皆さんから要望が出されてきた際には、ぜひ検討をしていただいて、誰でも彼でもということでなく、本当に必要な場合に限られてくると思うんですけれども、ぜひそういう要望があったときには検討してほしいなと思っております。  135号の修正案に関わっての意見・要望ですが、これにつきましては午前中の請願の中でも、大分いろいろな意見なり質問をさせていただいたわけですけども、やっぱりまだ市民の中での理解というのは、これは深まっていないというのが現状だと言わざるを得ないと思います。  また、私の質問に対しても答えは頂いているわけですけれども、まだ非常に不明瞭な不明確な点も少なくなかったなという感想を私は持っているんです。そういう点で、これは急ぐべきものではないと思うんです。もちろん病院の建設というのは早くやらなければいかぬということはありますけれども、拙速で思わぬ結果ということにならないように、ぜひ慎重な対応をしていくということが必要だと思います。そういう点で、ぜひ進めていってほしいと。いずれにしても、市民への説明責任をしっかりと果たしていただきたいということを重ねて申し上げたいと思います。 173 ◯平井副委員長 よろしいでしょうか。 174 ◯石上委員 先ほど栗田委員が、修正案を出しているからもちろん賛成だけど、コロナウイルスのほうは賛成しますと言ったじゃないですか。今度、議案第135号に対しての賛否の話になっちゃうけど、そこはどうですか。             〔発言する者あり〕 175 ◯石上委員(続) 議案第135号は反対ということでしょう。それを確認したかっただけ。 176 ◯平井副委員長 よろしいでしょうか。  ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、これより採決を行います。  まず、議案第135号の一般会計補正予算中所管分を採決します。  本件については栗田裕之委員から修正案が提出されておりますので、まず修正案から採決します。  修正案に賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 177 ◯平井副委員長 賛成少数ですので、修正案は否決されました。  ただいま議案第135号中所管分に関わる修正案が否決となりましたので、改めて原案を採決します。  議案第135号は原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 178 ◯平井副委員長 賛成多数ですので、議案第135号中所管分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、残る議案を採決します。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第136号及び138号の2件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第136号及び第138号の2件は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 179 ◯平井副委員長 御異議なしと認め、議案第136号及び議案第138号の2件は可決すべきものと決定しました。  以上で議案審査を終了いたします。  ここで、委員長と交代をさせていただきます。             〔委員長職交代〕 180 ◯栗田委員長 次に、報告事項に移りますので、残る報告事項に関係のない説明員の方々は退席していただいて結構です。御苦労さまでした。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 181 ◯栗田委員長 次に、報告事項です。  安倍川花火大会食中毒損害賠償請求事件について報告を聞くこととします。 182 ◯山本食品衛生課長 安倍川花火大会食中毒損害賠償請求事件について御報告いたします。  本件は、平成26年7月26日に開催されました第61回安倍川花火大会において販売されていた冷やしキュウリを原因とする食中毒について、平成27年7月24日、食中毒患者ら32名が静岡市安倍川花火大会本部、冷やしキュウリを販売した露天商、露天商が所属する静岡県中部街商協同組合、本市の4者を相手に総額2,814万円余の損害賠償請求を静岡地裁に提起したものでございます。  市への訴えに関しましては、1つ目に、被告露天商に対する食品衛生法上の規制権限を適正に行使する義務を怠ったこと、2つ目に、当該花火大会の実質的主催者として原告らに対する安全配慮義務に違反したことの2点が主張されていました。  令和3年3月11日、静岡地方裁判所は被告露天商に対して、製造物責任あるいは不法行為責任に基づく総額1,167万円余の損害賠償を命じましたが、本市を含む他の3者に対する訴えは、いずれも棄却する判決を下しました。  本件につきましては、判決を不服としまして、原告及び被告露天商が控訴したとの情報を得ております。  今後、市へ控訴状が届きましたら、内容を確認の上、適正に対応させていただきます。  報告は以上です。 183 ◯栗田委員長 ただいまの報告に対して質疑等はありませんか。             〔「ありません」〕 184 ◯栗田委員長 ないようですので、質疑等を終わります。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 185 ◯栗田委員長 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして、厚生委員会を散会します。                 午後2時41分散会      ────────────────────────────── 厚生委員長  栗田 裕之 厚生副委員長  平井 正樹 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...